スクリーンに特報映像が映し出された後、ステージには古屋と担当編集の小菅氏、そして映画で赤場帝一役を演じる
「帝一の國」の魅力を問われると、古屋は「高校生が政界さながらの熱い選挙を戦う。僕も描くときに熱を込めて熱く熱く描こうとしていた作品なので、その熱が伝わればうれしいです。心理戦も『DEATH NOTE』に負けないように(笑)」と語り、担当編集の小菅氏は「マンガ家・古屋兎丸先生の真骨頂。少年たちの闘争劇に加えて、マンガ的な実験も非常に多くやっています。画面作りとか、マンガとストーリーが高次元でうまくいった作品だなと思っています」と解説した。
映画化について古屋は「(『帝一の國』は)3部作で演劇になって、その後に映画化っていうお話をいただいたんですが、また違う形の『帝一』を見られるのが楽しみ」と笑顔を見せ、小菅氏は「ありがたいことにいくつか映像化のお話をいただいたんですが、永井聡監督にプレゼンしていただいたときに、その熱意と情熱に先生も僕も感動して」と映画化決定の経緯を明かす。また古屋の大ファンだと語る菅田は、学生の頃に友人の家で「ライチ☆光クラブ」に出会ったことから、ほぼすべての作品を読んでいるという。「『パレポリ』は今の僕くらいの歳に描かれたんですよね? 全部4コマなんですけど、芸術すぎてショックを受けて」「僕があと5cm身長が高ければ、『π(パイ)』(の主人公)もやりたい。自分だけのおっぱいを求める話なんですけど」と、古屋の作品について熱く言及した。
冒頭に流れた特報に関して、菅田は「あれは世の中の『帝一の國』を知らない人に向けて作った予告なんです。あのふんどし姿を見せて、なんか面白そうな映画やるんだっていう印象をつけるためのものなので、本編とは全然関係ありません(笑)」と断りを入れ、「僕が感じる魅力は、先生もおっしゃっていた必死感。なんでこんなに一喜一憂して自分の使命感みたいなものを背負ってゴールに突き進んでいくんだろうっていう部分」と、菅田が感じる作品の印象を語る。
共演者については「同世代の方が多いので楽しみ」と話していた菅田。「
「帝一の國」は昭和の日本を舞台に、中高一貫制の名門私立男子高で巻き起こる政権闘争を描いた物語。単行本は全14巻で刊行されており、舞台化も果たしている。映画は2017年4月29日ロードショー。監督は「世界から猫が消えたなら」の永井聡、脚本は「ROOKIES」のいずみ吉紘が担当する。
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もうわざと短いトップスなのだとしか思えない(笑)