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ARIAのファン感謝祭、由貴香織里「飛び込んでみた」と創刊時の様子明かす

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ARIA創刊5周年を記念したファン感謝祭会場の様子。

ARIA創刊5周年を記念したファン感謝祭会場の様子。

少女マンガ誌・ARIA(講談社)の創刊5周年を記念したファン感謝祭が、8月30日に講談社本社にて行われた。イベントにはARIAの連載作家8人が登壇し、それぞれのテーマに沿ったトークを繰り広げた。

トークショーは3部にわけて開催され、第1部には「架刑のアリス」の由貴香織里と、「血とチョコレート」を連載しているnaked apeのストーリー担当・逢川里羅、マンガ担当・中村友美が登場した。テーマは2010年の創刊時から同誌にて作品を発表していた3人による「ARIA創刊」。由貴は「ヨーロッパ的なイメージが付いていたので、和風の物語を描いてみたかった。別のことをやってみたかったので飛び込んでみました」と創刊号に「異域之鬼」で参加した経緯を語る。

また創刊号にnaked ape初となる少女マンガ「Magnolia」で挑んだ逢川は「編集者からnaked apeの少女マンガを読んでみたい、と言われたことがきっかけです」とARIAに連載を持った理由を明かし、「女性を主人公にするとを考えたことがなかったので、『Magnolia』の主人公は男でも女でもないということになりました」と話した。中村も「少女マンガを描こうとキラキラしたトーンをいっぱい使ったり、ベタを減らし気味にしたり」と試行錯誤した当時を振り返った。

「コミカライズ」をテーマにした第2部では、「K」シリーズの黒榮ゆいと「NO.6」の木乃ひのきがステージに上がった。「こういう場は初めて」と語る黒榮は、恥ずかしくなったとき用に熊のお面を持参。「控え室で『初恋モンスター』の日吉丸先生に落書きされました」と笑ったとおり、熊のお面にはマジックで「テッド」と書かれていた。コミカライズの話を聞いたときの様子を尋ねられた黒榮は「『K』の連載のコンペに受かったのは、ちょうど持ち込みをしていて、投稿用の作品を作っていた時期でした。そのときネームを描くのに半年くらいかかっていたので、受かってとてもうれしかったのですが、心配のあまり絶望的な気分に……」と裏話を披露。木乃は原作者のあさのあつこに会ったときのエピソードについて「あさの先生に会ったときのことは緊張しすぎて覚えてなくて……。お会いしたときに泣いてしまいました」と答えた。司会者から「そのときのあさの先生の様子は?」と質問されると「戸惑っていました」と語り、観客を笑わせた。

続いて「初恋モンスター」の日吉丸晃、「嘘つきボーイフレンド」のキリシマソウ、「四月一日さんには僕がたりない」の遠山えまが出演。日吉丸は「初恋モンスター」の主人公・奏とお揃いの体操服で、遠山は「四月一日さんには僕がたりない」の主人公・レイラの制服を自作しての登壇となった。

第3部のテーマは「ドラマCD」。自分のマンガの登場キャラに声が当てられたときの思いを聞かれた遠山は「声を聞いてキャラクターが3次元になったと思いました。あと、こんなことを声優さんに言わせていいのかというセリフも言ってくださって……」と、主人公とその同級生がラブホテルで同居することになってしまうラブコメゆえの感想を語る。キリシマも「勝手にキャラが動き出して、前より生き生きと描けるようになった」、日吉丸も「銀次郎役を演じた杉田智和さんのアドリブがすごくて、(自分の中で)銀のキャラクターが変わっていった」と、声が付いたことでマンガにも影響が及んだと口々に述べた。

イベントの最後には参加者とマンガ家たちによるジャンケン大会が行われ、盛況のうちに幕を閉じた。会場ではトークショーのほか、サイン色紙や原稿も展示。複製原画やキーホルダーなど限定グッズの販売も行われた。

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