岡崎京子のレア作品多数収めた新刊、本日より開催の原画展で先行販売

本日1月24日から3月31日にかけて東京・世田谷文学館にて行われる、岡崎京子作品の原画展「岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ」にて、岡崎の新刊が先行販売される。

新刊は単行本未収録作を集めた「レアリティーズ」と、朝日ジャーナル（朝日新聞社）連載のエッセイ「週刊オカザキ・ジャーナル」などを収めた「オカザキ・ジャーナル」。また会場ではイラストや単行本未収録作に加え、桜沢エリカ・安野モヨコ・しまおまほによる鼎談、小沢健二やよしもとばなならによるエッセイ、今日マチ子をはじめとしたマンガ家やミュージシャンによる岡崎のトリビュート作品などを掲載した、公式カタログ「岡崎京子 戦場のガールズ・ライフ」も販売する。なおカタログも全国書店での一般販売が予定されており、「レアリティーズ」「オカザキ・ジャーナル」とともに1月31日より店頭に並ぶ。

「岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ」では300点以上の原画を展示。岡崎が学生時代に描いたイラストやスケッチ、1980年代から90年代にかけて発表された作品の掲載誌、蜷川実花が監督した映画「ヘルタースケルター」の関連資料ほか、単行本未収録になっている幻の作品もお目見えする。また岡崎にまつわるトークショーなど、会期中にはさまざまなイベントも実施。申し込み方法など詳細は公式サイトにて確認しよう。

岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ

会期：2015年1月24日（土）～3月31日（火）※毎週月曜日休館
会場：世田谷文学館2階展示室
料金：一般800円、65歳以上・高校・大学生600円、小中学生300円
電話：03-5374-9111

「岡崎京子 戦場のガールズ・ライフ」収録内容

原画：「リバーズ・エッジ」「ヘルタースケルター」「pink」「東京ガールズブラボー」ほか
単行本未収録作品：「平成枯れすすき」「EATING PLEASURE」「ドリーム・マシン」「いつか王子さまが」など8作
寄稿：小沢健二、よしもとばなな、宮沢章夫、村上隆、いとうせいこう、ホンマタカシほか
評論：大塚英志、椹木野衣
トリビュート作：文月悠光、今日マチ子、穂村弘、BIKKE、川本史織
鼎談：桜沢エリカ×安野モヨコ×しまおまほ

「レアリティーズ」収録内容

「無題」（未定稿）「オカザキの素」「FLOWERS」「三日月曲馬団」「思うところも　思わぬところも　きれぎれの夏草達」「美形のスケッチブック　ひ・み・つ」「Dreaming MARY」「ターゲット128〈後篇〉」「HELLO」「虹の彼方に」「JLGの孤独」「錆びてゆく彼、彼ら、彼女、彼女ら」「犬養智子の恋愛」「ベティ・ペイジの恋愛」「90年代《楽勝》宣言　岡崎京子×テイウトウワ」「テイトウワ物語」「下北パラダイス」
ライナーノーツ：増渕俊之「秘められたお蔵出し作品たち」

「オカザキ・ジャーナル」収録内容

「週刊オカザキ・ジャーナル」（朝日ジャーナル1991年～1992年掲載）
「コトバのカタログ」（広告批評1992年～1993年掲載）
解説：古市憲寿「キタイとキボウの時代は終わっても」