本編上映前に行われた舞台挨拶には、安藤ソラ役の池岡亮介、若宮四季役の竹富聖花、越川凛哉役の工藤阿須加、野村瞬役の阿久津愼太郎、篠森仁菜役の上野優華、片岡翔監督が登壇した。池岡は劇中で着用した半袖半ズボンのユニフォーム姿を披露。共演者の阿久津に「1人、薄着の方がいらっしゃいますが……」と突っ込まれ、思わず苦笑いを見せた。
連作形式の原作を違和感なく映画にするため試行錯誤した、という片岡監督は映画の出来栄えについて「脚本を書き始めてから2年経ちますが、その時間分の思いが詰まっています」とコメント。今作が映画初主演ながらプレッシャーは感じなかった、という池岡は「一致団結した部活のような現場でした」と撮影を振り返える。
映画のテーマでもある「青春」のイメージを問われ、各キャストが「制服」「第2ボタン」「電車」「自転車」と答えていくと、池岡は「カーテン」と回答。詰めかけた観客がキョトンとする中、「夕日の当たったカーテンってきれいじゃないですか、僕ロマンチストなんで」と力説してみせた。
ここでサプライズゲストとして映画にも出演した、元なでしこジャパンの大竹七未が登場。はじめて演技に挑戦したという大竹は「何度もリテイクを出されてしまいました」と語りながら、「(この映画には)泣けるポイントがたくさんあります。私は4カ所ほど涙を流しました」と作品を絶賛した。
最後に片岡監督が観客に向けて「原作者の中村先生の思いを引き継いでこの映画を撮りました。今度はその思いを皆さんが引き継いでいただければうれしいです」とメッセージ。池岡も「この作品は観た人の背中を押してくれる作品です。1人でも多くの人に観てもらえたらと思っていますので、一緒に応援してください」と続け、舞台挨拶は締めくくられた。
「1/11 じゅういちぶんのいち」はジャンプスクエア(集英社)にて連載されている、サッカーを通じてさまざまな人間模様を描き出す連作シリーズ。映画は4月5日よりシネ・リーブル池袋、TOHOシネマズ川崎ほか全国で公開される。
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