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ポップなショートストーリーで紡ぐ「チャーリー・ブラウン」中川晃教が気合十分

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ブロードウェイミュージカル「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」ゲネプロより。

ブロードウェイミュージカル「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」ゲネプロより。

ブロードウェイミュージカル「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」が、本日4月9日に東京・シアタークリエにて開幕。これに先がけ、昨日4月8日にゲネプロと囲み取材が行われた。

1967年にアメリカで初演された本作は、チャールズ・M・シュルツのマンガ「ピーナッツ」を原作としたミュージカル。小林香が演出を手がける今回の上演版には、チャーリー・ブラウン役の村井良大、スヌーピー役の中川晃教、ルーシー役の高垣彩陽、サリー役の田野優花(AKB48)、ライナス役の古田一紀、シュローダー役の東山光明が出演する。

劇中では、チャーリー・ブラウン率いる野球チームの試合や、ルーシーによる精神分析、サリーが編み出した自身の哲学、“安心毛布”が手放せないライナスのエピソードなど、それぞれのキャラクターに焦点を当てたショートストーリーが展開。また背景には、マンガのコマを彷彿とさせるポップなタッチのパネルが用いられ、部屋や教室、公園などさまざまなシーンを効果的に表現。さらに、6人が元気いっぱいに歌唱する表題曲「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」や、ベートーベンへのあふれる愛をシュローダーが歌い上げる「ベートーベン・デイ」、食事にありつけた喜びを歌ったスヌーピーのショーナンバー「サパータイム」といった作品を彩る劇中歌にも注目したい。

囲み取材にはキャスト6人が出席。村井は「久しぶりに短パンを履いて若返った気分です」と会場を和ませ、高垣は「みんなの衣装も元気が出るような色に仕上がっているので、新たな気持ちで挑めそうです」と衣装に袖を通した感想を述べる。また自身のピンクの衣装について、田野が「恥ずかしい」と答えると、キャストが口々に「田野ちゃん、似合ってるよ!」と声をかけ、カンパニーの仲のよさを感じさせる一幕も。続く古田は「『いよいよ始まるな』と思って緊張しています」と心境を語り、東山は「足もキレイに脱毛して(笑)、完全にシュローダになりきってます。気合入ってます!」と意気込んでみせた。

第24回読売演劇大賞にて最優秀男優賞を受賞した中川は「受賞後、初めての役が犬で……」と微笑みながら、「最初『チャーリー・ブラウン』のお話をいただいたときは、どんな作品になるかイメージが湧かなかったのですが、僕だったらどのように生き生きとしたスヌーピーを演じられるだろうかと想像を膨らませたとき、『やってみたいな』と思ったんです」と思いを打ち明ける。そして「スヌーピーは、出会うべくして出会ったキャラクターだと思っています。ワン!」と頬に手を添えてアピールした。

また共演者の村井について、「村井良大はとにかくチャーリーブラウンなんですよ。今回の『きみはいい人~』や『RENT』で大役に挑んで“あっぷあっぷ”してる姿が、チャーリーブラウンという役にすごくリンクしてるんです」と分析。「ミニマムだけどパワー全開で、幸せが胸に押し寄せるような作品にしたいです。シュルツさんの生き生きとしたキャラクターを表現できるように、この6人でがんばっていきます」と意気込んだ。

最後に村井が「心が温かくなって、明日への活力となるようなミュージカルになっています。ぜひ観に来てください。お待ちしています」と観客にメッセージを送り、取材は終了。東京公演は4月25日まで。その後、4月29日に福岡・キャナルシティ劇場、5月6・7日に大阪・サンケイホールブリーゼ、5月9・10日に愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホールにて上演される。

ブロードウェイミュージカル「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」

2017年4月9日(日)~25日(火)
東京都 シアタークリエ

2017年4月29日(土)
福岡県 キャナルシティ劇場

2017年5月6日(土)・7日(日)
大阪府 サンケイホールブリーゼ

2017年5月9日(火)・10日(水)
愛知県 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール

原作:チャールズ・M・シュルツ著 コミック「ピーナッツ」より
脚本・音楽・詞:クラーク・ゲスナー
追加脚本:マイケル・メイヤー
追加音楽・詞:アンドリュー・リッパ
訳詞・演出:小林香

キャスト

チャーリー・ブラウン:村井良大
ルーシー:高垣彩陽
サリー:田野優花(AKB48)
ライナス:古田一紀
シュローダー:東山光明
スヌーピー:中川晃教

大和悠河(声の出演)

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