野村萬斎×杉本博司の「三番叟」、無料観覧希望者1000名を23日まで募集

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野村萬斎と、現代美術作家の杉本博司による「ディヴァイン・ダンス 三番叟 ~神秘域~」が、10月21日に東京・Bunkamura オーチャードホールにて上演される。

「ディヴァイン・ダンス 三番叟 ~神秘域(かみひそみいき)~」の様子。

「ディヴァイン・ダンス 三番叟 ~神秘域(かみひそみいき)~」の様子。

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本作は、ラグビーワールドカップ2019、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会、関西ワールドマスターズゲームズ2021などに向けての機運醸成を目的とした、「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」の公式プログラムイベントとして上演されるもの。

本作について杉本は、「我が国における神の姿は、古来より気配としてのみ現われる。その気配は、現代社会へと堕した今日の日本にあっても、確実に存在することを、あなたは目の当たりにする。そして神が秘そむ域で、あなたは息を潜める」とコメントしている。

なお本公演の無料観覧希望者1000名を、9月23日まで受付中。希望者は、ハガキまたはBunkamuraサイトにて申し込みを。

杉本博司 コメント

三番叟は我が国に伝わる幾多の芸能の中でも、最も古い形式を留める古曲である。その源は天照大神の天岩戸伝説の頃まで遡ることができると言われている。この舞は、神が降霊する様を現したものであり、神事として最も重い曲として扱われる。その曲の流れは、時に静かに、時に激しく、舞を舞う生身の人間の身体に、密かに舞い降りる神霊の姿が見え隠れする。我が国における神の姿は、古来より気配としてのみ現われる。その気配は、現代社会へと堕した今日の日本にあっても、確実に存在することを、あなたは目の当たりにする。そして神が秘そむ域で、あなたは息を潜める。
松羽目にかえて、雷(いかづち)を染め抜いた幔幕をもって古代の神話空間とした。

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「ディヴァイン・ダンス 三番叟 ~神秘域(かみひそみいき)~」

2016年10月21日(金)
東京都 Bunkamura オーチャードホール

構成・美術:杉本博司
出演:野村萬斎

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kenji ohmoli @kenji_5c

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