摩天楼オペラ、O-EAST公演で新作＆次回ツアー詳細解禁

2012年10月31日 21:50 133 2 音楽ナタリー編集部

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摩天楼オペラの全国ツアー「GLORIA TOUR -scene I-」のファイナル公演が昨日10月30日、東京・Shibuya O-EASTで行われた。

10月30日のShibuya O-EAST公演の様子。

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今回のツアーは10月3日にリリースされたニューシングル「GLORIA」を引っさげて展開。悠（Dr）が左腕の不調から回復してから初のツアー、そしてこの日が燿（B）の誕生日ということもあって、会場は開演前から祝福モードに包まれていた。定刻を過ぎた頃に会場が暗転するとステージを覆っていた幕が開き、メンバーがひとり、またひとりとステージに登場する。最後に苑（Vo）がステージ中央に現れると「Psychic Paradise」から勢いよくライブをスタートさせた。フロアは1曲目からクライマックスと呼べるような盛り上がりを見せ、バンドの熱演に応える。苑が「東京、気合入ってるか？飛ばしていくぜ！」と客席を煽ると、そのまま2曲目「Justice」に突入。満員のフロアはヘッドバンギングの嵐と化し、序盤から大きな盛り上がりを見せた。

その後もライブはシングル「GLORIA」と最新アルバム「Justice」からの楽曲を中心に進行。中盤では悠と燿によるドラム＆ベースソロ、Anzi（G）と彩雨（Key）のソロをフィーチャーしたインストナンバー「Just Be Myself」も披露され、メンバーの卓越したテクニックを堪能することができた。

ライブ後半戦に入ると、摩天楼オペラは攻撃的なナンバーを間髪入れずに演奏していく。本編終盤にこの日初のバラードナンバー「初恋は永遠に」が始まると、観客はそれまでの熱狂的な盛り上がりから一変、苑のエモーショナルな歌にじっくり聴き入った。そして最後にツアーの軸となる新曲「GLORIA」では、コーラスパートで大合唱が始まりメンバーはうれしそうな表情を見せた。

アンコールでは、誕生日を迎えた燿のためにメンバーと観客で「Happy Birthday To You」を歌う場面も。燿は「それまで毎月4、5本やっていたライブを5カ月間止めたり、悠の腕の治療で表立ったバンド活動を止めたりしたことで、当たり前だと思っていたことが実は当たり前じゃないことに気付かされました」としみじみ語り、ファンに向けて感謝の言葉を述べた。そして5人は「INDEPENDENT」や「悲哀とメランコリー」など4曲をプレイし、約2時間20分にわたるツアー最終公演を終えた。

メンバーがステージを去ると会場内に用意されたスクリーンにて今後のスケジュールを発表。次のツアー「GLORIA TOUR -scene II-」が2013年1月に行われること、メジャー2ndアルバム「喝采と激情のグロリア」が3月に発売されること、その後「GLORIA TOUR -scene III-」が実施されること、ツアーファイナルとして6月8日に東京・Zepp Tokyoでワンマンライブが開催されることが次々に明かされると、客席からは大歓声と拍手が沸き起こった。

なお摩天楼オペラは「GLORIA」と対をなすニューシングル「Innovational Symphonia」を12月5日にリリースする。

摩天楼オペラ「GLORIA TOUR -scene I-」
2012.10.30＠東京・Shibuya O-EAST セットリスト

01. Psychic Paradise
02. Justice
03. 落とし穴の底はこんな世界
04. Diorama Wonderland
05. Mermaid
06. アポトーシス
07. 21mg
08. Drum & Bass Solo
09. Just Be Myself
10. 濡らした唇でキスをして
11. CAMEL
12. IMPERIAL RIOT
13. Murder Scope
14. Adult Children
15. ANOMIE
16. 初恋は永遠に
17. GLORIA
＜アンコール＞
18. INDEPENDENT
19. 悲哀とメランコリー
20. honey drop
21. マグノリア