清水翔太デビュー5年目の初武道館で男泣き、小田和正も登場

1

368

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 89 53
  • 45 シェア

昨日7月23日、清水翔太が全国ツアー「清水翔太 "Naturally" Tour 2012」のファイナル公演として、自身初の日本武道館単独ライブを行った。

「マダオワラナイ」の曲中に目を覆って歌えなくなる清水翔太。後に「すみません、こらえきれず。本当にうれしくて、ただそれだけなんです」と語った。

「マダオワラナイ」の曲中に目を覆って歌えなくなる清水翔太。後に「すみません、こらえきれず。本当にうれしくて、ただそれだけなんです」と語った。

大きなサイズで見る(全8件)

武道館のステージに小田和正(写真右)と並び、客席を見渡す清水翔太(左)。

武道館のステージに小田和正(写真右)と並び、客席を見渡す清水翔太(左)。

大きなサイズで見る(全8件)

バンドメンバー、ダンサーとともに大団円を迎えた様子。

バンドメンバー、ダンサーとともに大団円を迎えた様子。

大きなサイズで見る(全8件)

オープニングアクトであるSHUNのパフォーマンスに続いて始まった、ライブ本編。最新アルバム「Naturally」のオープニング曲「Get Back」で華々しく幕が開くと、「Gamble」「The Day」とアルバムの楽曲が立て続けに披露された。翔太は最初のMCで、早くも武道館のステージに立った喜びを爆発させる。「武道館!! ついにここにやってきました。今日の朝からずっと涙がこぼれそうで、自分が思っていた以上に、この武道館のステージに立てることを夢見てたんだなって。今日のことを僕は多分一生忘れないから、みんなも一生忘れないでほしい。準備できてますか!?」と観客へ問いかけると、超満員のファンも大きな声を上げて応えた。

その後、「冬が終わる前に」「love」といったスローテンポのラブソングを聴かせたあと、「Only me, Only you」から後半戦に突入。遊び心あふれるスーツにハットを被りメガネをかけた大人っぽいスタイリングに、観客から黄色い歓声が上がる。それを受けての「大人でしょ? 赤ワイン持ってきて!(笑)」という言葉から、MCへ。ここでは、アルバム「Naturally」について「自然体」「原点回帰」という2つのテーマを設けて作ったと説明。そして彼は「今からひとつの“原点回帰”を見せようと思います。僕自身にとってもみんなにとっても、この曲がアーティスト清水翔太の原点と言えるんじゃないかと思います」と話して、ベン・E・キング「STAND BY ME」のカバーを歌い始めた。同曲は、翔太がデビュー前、ニューヨークのアポロシアターで行われた「アマチュアナイト」に平成生まれの日本人として初出場した際に披露した、出発点とも言えるナンバーだ。

“原点回帰”パフォーマンスのあとは、「Overflow」でソウルフルなシャウトを響かせ、逆にデビュー当時にはなかった魅力を発揮する。そして本編ラストは、「『アイシテル』」「Picture Perfect」「君が好き」という清水翔太の真骨頂とも言えるラブソングの応酬。彼は最後の曲を歌う前、「大変なこともいっぱいあったけど、その全部が今日につながってるって思えたら、すごく愛しく思える。みんなもいろんな気持ちで今日来てくれたと思うけど、その全てに感謝したい。ありがとう」と優しくもはっきりとした口調で話した。

大きな“翔太コール”に促されてステージに戻ってきた翔太は、アンコール1曲目の「マダオワラナイ」を披露中に目を押さえてしばし歌えなくなる場面も。そんな彼を励ますように、会場にはファンの大合唱が響きわたり、「まだ終わらない 終わりたくない この世界は輝いて」というまさに今を象徴したようなフレーズで場内は一体となった。

一同感動に包まれる中、翔太からスペシャルゲスト小田和正の登場がアナウンスされる。武道館は驚きと喜びの大歓声に包まれ、小田は笑顔で手を振りながら姿を現した。小田は「翔太に初めて会ったのは2009年。何回も会いましたが、翔太から話しかけてきたことは一度もありません。でも記念すべき初武道館の場に呼んでくれて、俺がうっとうしかったわけではないんだと安心しております」と口にして、客席を笑わせる。さらに「これから20年、30年と、皆さんと翔太で素敵な思い出を作ってってください。じじいは遠くから応援しています!」と、清水翔太の音楽に太鼓判を押した。そして2人は今年2月にリリースされたコラボ曲「君さえいれば」を歌唱。2人の歌声が重なった瞬間、オーディエンスは歓喜の声を漏らし、そこは今日しか実現し得ない贅沢な空間となった。

小田との共演で高揚したテンションを落ち着け、翔太は1人グランドピアノの前に座る。「『Naturally』の曲ではないんですが、僕にとってとても大事な曲なので」と前置きして弾き語りで披露したのは、尾崎豊の名曲「Forget-me-not」。吐息混じりのウィスパーボイスから力強いチェストボイスまで、翔太は再び涙を流しながら絶唱した。

そして迎えた最後の曲を前に、「とにかくみんなに会えて、みんなとここに来れて、本当に幸せです。ありがとう。みんなのことを僕は『HOME』と呼びたいし、今日過ごした時間のことを『HOME』と呼んで明日からがんばっていくから、みんなもがんばろう」と言葉を残した翔太。彼は2008年2月に発売されたデビュー曲「HOME」を力の限り歌い、ファンとの大合唱とともに晴れの舞台を締めくくった。

なお、この日のライブの模様は10月にWOWOWにて放送予定。

清水翔太「清水翔太 "Naturally" Tour 2012」
2012年7月23日@東京都 日本武道館 セットリスト

01. Get Back
02. Gamble
03. The Day
04. YOU & I
05. 冬が終わる前に
06. love
07. your song
08. Tonight
09. Only me, Only you
10. STAND BY ME(オリジナル:ベン・E・キング)
11. Overflow
12. 「アイシテル」
13. Picture Perfect
14. 君が好き
<アンコール>
15. マダオワラナイ
16. 君さえいれば / 清水翔太 feat. 小田和正
17. Forget-me-not
18. HOME

この記事の画像(全8件)

読者の反応

  • 1

音楽ナタリー @natalie_mu

清水翔太デビュー5年目の初武道館で男泣き、小田和正も登場 http://t.co/4Jss7pub

コメントを読む(1件)

リンク

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 清水翔太 / 小田和正 の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。