CDショップ大賞栄冠はandymoriの手に「来年もください」

2011年1月20日 15:25 480 1 音楽ナタリー編集部

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全国のCDショップの店員の投票にて選出される「第3回CDショップ大賞」の授賞式が、本日1月20日に東京・WWWで行われた。

授賞式の最後には、大賞を受賞したandymoriと選出に携わったCDショップ店員たちとの記念撮影が行われた。

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ライブ後には質疑応答の時間も。受賞の喜びを誰に伝えたいかという質問に対し、岡山健二（Dr）は「両親に。父親が音楽に関心がないので、これを機に関心を持ってもらえたら」とコメントした。

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「CDショップ大賞」は「行かなきゃ会えない音がある。」というスローガンのもと、全国のCDショップ店員が「この作品を心から売りたい」「お客様に絶対に聴いてもらいたい」と思う邦楽オリジナルアルバムを選出する賞。3回目の開催を迎える今回は計11作品が大賞にノミネートされた。

授賞式は開会挨拶の後、ノミネート作品を紹介するコーナーがスタート。各地区のショップ店員が「地元にゆかりのある、これから注目したいアーティストの作品」を選ぶ「地方賞」を含め、全25作品が紹介された。次に昨年より新設された洋楽賞の発表が行われ、THE DRUMSの「THE DRUMS」、MAROON 5の「HANDS ALL OVER」、VAMPIRE WEEKENDの「Contra」の3作品が受賞した。

続いて準大賞の発表に移り、神聖かまってちゃんの「友だちを殺してまで。」、世界の終わりの「EARTH」、秦基博の「Documentary」の3作品が選出。神聖かまってちゃんは、リーダーのmono（Key）がニコニコ生放送の中継を通して登場。蝶ネクタイにジャケットという姿の彼は「大賞獲りたかったんだけどね」とうそぶきながらも「今回はこのような賞をいただきありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。しかしその直後にかかってきた電話を受けたり、無意味に下着姿を見せたりするなど、ハプニングが続出。さらに途中で中継が打ち切られ、彼ららしい挨拶に場内は笑いに包まれた。

また全国ツアー中という秦はビデオコメントで受賞の喜びを表現。CDショップの店員への感謝を語り「これからもリスナーが手にとりたいと思う作品を作っていきたいと思います」と意欲を語った。

大賞の栄冠に輝いたのはandymoriの「ファンファーレと熱狂」。賞の発表は前回の大賞受賞者であるTHE BAWDIESがビデオを通して行った。アナウンスに導かれステージに上がったandymoriの小山田壮平（Vo, G）は「本当にこんな賞をいただけてうれしいです。僕らインディーズバンドなんですけど、1枚目の作品からショップが試聴機を展開してくれたりしたんです。だから感謝の思いでいっぱいです」「ネットで音楽を買うのもいいけど、体を動かしてお店で思い出作るのもいいと思うんです」とショップで音楽と出会う魅力を熱弁。さらに集まった関係者に向けて「これからも一緒に音楽を作っていきましょう。来年もください！」と語り、会場の笑いを誘った。

そして授賞式の後には「ファンファーレと熱狂」の収録曲「1984」を生披露。熱いパフォーマンスで会場を魅了した。

第3回CDショップ大賞受賞作品

大賞
andymori「ファンファーレと熱狂」

準大賞
神聖かまってちゃん「友だちを殺してまで。」
世界の終わり「EARTH」
秦基博「Documentary」

入賞作品
小林太郎「Orkonpood」
サカナクション「kikUUiki」
ナオト・インティライミ「Shall we travel??」
七尾旅人「billion voices」
FAT PROP「THE DIE IS CAST」
星野源「ばかのうた」
The Mirraz「TOP OF THE FUCK'N WORLD」