ましのみ、ファンに囲まれメジャーデビュー伝えたフリーワンマン

ましのみのフリーライブ「ましのみフリーワンマンライブ」が、昨日10月14日に東京・WWWで行われた。

会場が暗転するとSEとしてましのみによる“ましらっぷ”が流れ始め、それに合わせて観客が手拍子を鳴らすと本人が登場。彼女は身振り手振りを交えながら渋谷の街をテーマにした楽曲「Hey RADIO」を歌い、ライブをスタートさせる。「[サポートされていない恋愛形式です]」ではオーディエンスに振り付けを要求し、一体感のあるパフォーマンスで会場のテンションを上げていった。曲がひと段落し、お立ち台の上に立ったましのみは、1人2役で報われない恋をする女性を主人公とした寸劇を繰り広げる。寸劇から流れるように披露された「ハッピーエンドが見えません」では“報われない恋”の結末を示すかのように、キーボードを叩いて不協和音を響かせた。

MCでましのみは「北極の氷が溶けるくらいの熱量でライブをやります」と意気込んでみせる。「新曲なので丁寧に歌います。丁寧に受け止めてくれたらうれしいです」と語ったあとには、キーボードを弾きながらしっとりと「やりくりゲーム」を歌唱した。ライブ終盤の“重大発表”のコーナーで「太ももの筋肉がめっちゃついた」「中国語のテストで95点獲得」といった些細な報告ごとをファンに伝える彼女。その後「本当に大事な発表がある」と切り出したましのみは2018年2月7日にポニーキャニオンからニューアルバム（タイトル未定）をリリースし、メジャーデビューを果たすことを発表した。彼女は「初めてライブをしたときから音楽を生業にしていこうと心に決めていました。立たなければならなかった最低限のフィールドにやっと立てる思いです」とメジャーデビューへの意気込みを口にした。その後、彼女は弾き語りで「それ以外」をパフォーマンス。伸びやかな歌声を会場に響かせてライブ本編の幕を閉じた。

盛大なアンコールを受けて再びステージに姿を現したましのみは、会場のオーディエンスを見渡しながら「WANKO=SOBA」を歌唱。MCで再びメジャーデビューについて触れた彼女は「これからもましのみは2次関数の直線みたいに右肩上がりでどんどん突き進んでいく」と宣言して最後の楽曲「ミスター」を熱唱し、この日のライブをフィナーレに導いた。