チームしゃちほこ、夢のガイシホールは満員御礼!次の目標はナゴヤドーム

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チームしゃちほこが昨日3月21日に愛知・日本ガイシホールにて単独公演「TEAM SYACHIHOKO THE LIVE ROAD to 笠寺 おわりとはじまり at 日本ガイシホール」を開催した。

新たな目標が発表されたチームしゃちほこ。

新たな目標が発表されたチームしゃちほこ。

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2012年4月7日に愛知・名古屋城のふもとで“路上デビュー”したチームしゃちほこ。地元の名古屋を拠点とする彼女たちは、日本ガイシホールでの単独公演の開催を目標に掲げてこれまで活動してきた。チケットはソールドアウトし、5人とスタッフが一丸となって作り上げた現時点での集大成的なライブを8000人のファンが見届けた。

開演時刻を少し過ぎた頃会場におなじみのSEであるBlur「Song 2」が爆音で流れ出すと、観客はペンライトに光を灯し興奮した様子を見せる。ローラースケートを履いた2人のダンサーが華麗に舞い、ステージにかかった白いカーテンが左右へ開くと、チームしゃちほこが登場。彼女たちは「プロフェッショナル思春期」をワンコーラス歌ったあと、花のつぼみを模した衣装からカラフルな花が散りばめられたドレスに早着替えしてデビュー曲「恋人はスナイパー」をハツラツとパフォーマンスした。

「TEAM SYACHIHOKO THE LIVE ROAD to 笠寺 おわりとはじまり at 日本ガイシホール」の様子。

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「J.A.N.A.I.C.A」ではスターダスト地方営業所の後輩たちをバックダンサーに従え、にぎやかなステージを展開。曲中に秋本帆華は「今から夢叶えちゃうけど、ええじゃないかー!」と叫び、このライブが開催できたことへの喜びを爆発させた。盛大な“ピザコール”が起こった「ピザです!」ではチームしゃちほこがトロッコに乗ってスタンド席へ。そのまま「ごぶれい!しゃちほこでらックス」もスタンド席を移動しながら届けた。

「Cherie!」の曲中に咲良菜緒のスカートに入ってしまう秋本帆華(下)。

「Cherie!」の曲中に咲良菜緒のスカートに入ってしまう秋本帆華(下)。[拡大]

ステージに戻り自己紹介を終えた彼女たちは「Cherie!」「ロードムービー」とガーリーなナンバーで観客を魅了。キュートな笑顔から一転、5人が凛とした表情で「colors」をエモーショナルに歌い上げると、客席からステージへと熱い声援が送られた。CBCラジオ「チームしゃちほこ ごぶれいしました!」のパーソナリティを務める大黒柚姫と坂本遥奈によるユニットRADIO CBCのパフォーマンス時にはステージにラジオブースが出現。ダンサーを従えた2人は「レディオにおねがい」を軽やかに踊りながら歌唱した。

地方営業所メンバーとパフォーマンスする秋本帆華。

地方営業所メンバーとパフォーマンスする秋本帆華。[拡大]

その後もチームしゃちほこは、秋本と咲良菜緒のユニット“チームねこねこ”の楽曲「秘密のセレナーデ」や、大黒を先頭に地方営業所の面々とムカデ競争のように連なり、息の合ったステップを披露した「愛の地球祭」、各メンバーが専属のバックダンサーを引き連れてステージを縦横無尽に駆け回った「乙女受験戦争」など、オリジナリティあふれるパフォーマンスで観客を盛り上げる。「そこそこプレミアム」ではダンサーがピンクの傘を使ったダンスでステージを華やかに演出した。

「TEAM SYACHIHOKO THE LIVE ROAD to 笠寺 おわりとはじまり at 日本ガイシホール」の様子。

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「TEAM SYACHIHOKO THE LIVE ROAD to 笠寺 おわりとはじまり at 日本ガイシホール」の様子。

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「It's New 世界」で始まった終盤戦で5人は「ザ・スターダストボウリング」「抱きしめてアンセム」とアッパーチューンをたたみかける。アカペラで歌い始めた高橋優の提供曲「なくしもの」で観客と共に力強い歌声を響かせたあと、彼女たちは「ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL」を炎が吹き上がるステージで大熱唱する。5人と8000人はヘッドバンギングと野太い掛け声で灼熱の空間を作り上げた。伊藤がソロ曲「泣いてなんかいないよ」を歌い終え、ローラースケートで滑走しながら退場すると、2人のダンサーがローラースケートで登場し、その後チームしゃちほこが現れるというオープニングシーンが再び展開される。1回目とは違い、花のつぼみを模した衣装から、活動初期に着ていた鯉のぼり柄の衣装のゴールドバージョンに早着替えした彼女たちは「プロフェッショナル思春期」の続きを熱唱。ステージ後方の白幕が落ちると、赤、青、ピンク、紫、緑、黄色のストライプの柄の幕が登場した。銀テープ発射される中、5人は感慨深げな表情でラストの「START」を歌い、マイクを通さずに「ありがとうございました」と感謝の言葉を述べて本編を終えた。

「TEAM SYACHIHOKO THE LIVE ROAD to 笠寺 おわりとはじまり at 日本ガイシホール」の様子。

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“しゃちほこーる”が起こり、2012年4月7日の“路上デビュー”から日本ガイシホール公演までを追ったヒストリー映像の上映を経て行われたアンコールでは、メンバー1人ひとりが夢を叶えた心境を語る。坂本は来場者に感謝したあと「5年前からずっと言い続けていた夢が今日叶いました。去年から“新しい”しゃちほこをたくさん見せられたと思います。そういったものを全部これからチームしゃちほこの武器にしていきたいです」とコメント。咲良は「私たちは偶然組まれたグループで、こう言うとクサいけどメンバーとの出会いも運命だと思ってるし、みんなと会えたことも運命なのかなと思っています。スターダストってアイドル事務所というよりも女優事務所だけど、私は女優さんよりアイドルになってよかったなと思いました」と目に涙を浮かべる。そして「今日みんなの顔を見て、昔からのファンの人も新しいファンの人もいてすごくうれしかった。こうやって会いに来てくれるだけで親元に帰って来れた気分です。私が一番好きなしゃちほこの歌詞は『そこそこプレミアム』の『世界中に愛をばらまく人気者になるんだ』っていう歌詞。これからもみんなに愛をあげたいって思ったので、これからも私たちは皆さんに愛をばらまいていきます」と笑顔を見せた。

伊藤は昨年の4月7日から始まった“路上デビュー”5年目「VICTORY YEAR」の大箱ライブ計画「5年目5公演5万人」の動員が振るわなかったことを回顧し、「大成功じゃなかったのかもしれないけど、ガイシにいっぱい人が集まってくれてみんなの笑顔が見れて、本当に幸せ。これはみんなからのご褒美だと思うので、ここで満足したくない。こんなに広い会場なのにこんなにあったかい雰囲気になってるってすごくない? みんなすぐどっか行っちゃったりするけど、ずっとずっとしゃちほこはもう……すごいからついてきてください」と涙をこぼす。チームしゃちほこに入るまで夢を持てなかったという大黒は「5年前にこの夢を与えてもらえて、人生で初めての夢が大好きなメンバーと、スタッフと、ファンの皆さんとかわいい後輩ちゃんと一緒に叶えられてうれしいというか、夢が叶うとこんな気持ちになるんだなって皆さんから教えられました」と初めて抱いた夢を叶えられたことに感激。続けて「夢が叶ったしゃちほこから離れて若い子に行きたくなるかもしれないけど……みんなはしゃちの現場に来て楽しくないことってあった? 私たちについてくれば絶対に間違いないので私たちを信じてずっとずっとついてきてほしいです」と笑いを誘った。

「TEAM SYACHIHOKO THE LIVE ROAD to 笠寺 おわりとはじまり at 日本ガイシホール」の様子。

「TEAM SYACHIHOKO THE LIVE ROAD to 笠寺 おわりとはじまり at 日本ガイシホール」の様子。[拡大]

「TEAM SYACHIHOKO THE LIVE ROAD to 笠寺 おわりとはじまり at 日本ガイシホール」の様子。

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20歳を目前に夢を叶えた秋本は「マンガでいうとこの展開はクライマックス的な感じじゃん。でも『NARUTO』とか『ドラゴンボール』とか面白いマンガは続編もあるじゃん。今日みんなが楽しかったって言ってくれてるから、しゃちは続くわけですよ。今日は終わりじゃなくてただの節目。それで新たなステージを切る日」と大好きなマンガに例えてチームしゃちほこの今後について言及。5人はファンをはじめ、これまでにチームしゃちほこに関わってくれた人への感謝の気持ちを込めて「マジ感謝」を歌い、スタッフを交えた記念撮影を行う。メンバーに話を振られた“店長”ことチームしゃちほこの長谷川マネージャーはファンへの感謝の気持ちを述べたあと「めったに言わないんだけど、ハル、菜緒、帆華、ちゆ、柚姫。そしてここには来れなかったけどゆず! お前たちよくやったな」とメンバーを讃える。続けて「はじめはガイシホールも鼻で笑われました。だから僕は今日また鼻で笑われることをしたいと思います」と意気込んで合図を出すと、ステージ後方に「新章始動!!! いざ、ROAD to ナゴヤドーム前矢田!!!」の文字が。新たな目標として愛知・ナゴヤドームでの単独公演開催を掲げられたチームしゃちほこの5人は「無理だよ!」と泣き笑いし、店長は「みんな友達100人連れてこい! 本当に皆さんありがとうございました!」と大口を開けて笑った。最後はメンバーを代表して秋本が「今日目標にしていた笠寺が終わりましたが、“来てくれなきゃ矢田”というのができました! ここにいる皆さんは絶対に来てくれるよね? 来てくれなきゃ、矢田ー!」と絶叫。5人は名残惜しそうにステージを走り回り、笑顔で夢の日本ガイシホール単独公演に幕を下ろした。

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チームしゃちほこ「TEAM SYACHIHOKO THE LIVE ROAD to 笠寺 おわりとはじまり at 日本ガイシホール」2017年3月21日 日本ガイシホール セットリスト

01. プロフェッショナル思春期~恋人はスナイパー
02. ちぐはぐ・ランナーズ・ハイ
03. J.A.N.A.I.C.A
04. ピザです!
05. ごぶれい!しゃちほこでらックス
06. Cherie!
07. ロードムービー
08. colors
09. レディオにおねがい / RADIO CBC
10. でらディスコ
11. 首都移転計画
12. いいくらし Remix
13. 秘密のセレナーデ / チームねこねこ
14. 愛の地球祭
15. 乙女受験戦争
16. そこそこプレミアム
17. It's New 世界
18. ザ・スターダストボウリング
19. 抱きしめてアンセム
20. なくしもの
21. ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL
22. 泣いてなんかいないよ / 伊藤千由李
23. プロフェッショナル思春期
24. START
<アンコール>
25. マジ感謝

※「Cherie!」の1つ目の「e」はアキュートアクセント付きが正式表記。

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(撮影:笹森健一、草間智博、小坂茂雄)

読者の反応

ライターイチキューゼロイー @Lighter190Einfo

【チームしゃちほこ 楽曲提供✨】

昨日3月21日に日本ガイシホールにて行われたチームしゃちほこのライブで、いとうりなが楽曲提供したRADIO CBC「レディオにおねがい」が披露されました!!
ありがとーー💜💚

#syachi
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