「鋼の錬金術師」実写映画化!エド役は山田涼介、2017年冬に公開

1198

23143

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 15863 5388
  • 1892 シェア

荒川弘「鋼の錬金術師」の実写映画化が決定した。主人公のエドワード・エルリック役はHey! Say! JUMPの山田涼介が務め、2017年冬に全国公開される。

(左上から時計回りに)エドワード・エルリックのイラスト、本田翼、松雪泰子、ディーン・フジオカ。

(左上から時計回りに)エドワード・エルリックのイラスト、本田翼、松雪泰子、ディーン・フジオカ。

大きなサイズで見る(全17件)

「鋼の錬金術師」は2001年から2010年にかけて、月刊少年ガンガン(スクウェア・エニックス)にて連載された人気作。幼き日に最愛の母親を亡くした国家錬金術師のエドワードと、その弟・アルフォンスの波乱に満ちた冒険と成長を描き、これまでにテレビアニメ化や劇場アニメ化もされた。

「鋼の錬金術師」1巻

「鋼の錬金術師」1巻[拡大]

映画には山田のほか、ウィンリィ・ロックベル役として本田翼、ロイ・マスタング役としてディーン・フジオカが出演。加えてハクロ将軍役に小日向文世、マース・ヒューズ中佐役に佐藤隆太、リザ・ホークアイ中尉役に蓮佛美沙子、マリア・ロス少尉役に夏菜、グレイシア・ヒューズ役に原田夏希、ショウ・タッカー役に大泉洋、ドクター・マルコー役に國村隼がキャスティングされた。

さらにホムンクルスと呼ばれる人造人間のラスト役は松雪泰子、エンヴィー役は本郷奏多、グラトニー役は内山信二、彼らと共謀するコーネロ教主役は石丸謙二郎が演じる。また監督は実写映画「ピンポン」で知られる、曽利文彦が担当することも明かされた。撮影は6月上旬、イタリアにてスタートする。

曽利監督は今作において、デジタル技術を前面に押し出した映像を手がけると語る。また全108話に及ぶ原作を1つの映画にするにあたり、「なるべく原作に沿った形で描きたい。キャストはすべて日本人だが、文化背景はヨーロッパ。しかし人種や国を特定する形では表現しない」と説明。そのほか、鎧をまとったアルフォンスの描写については「今は言えないが、ファンの方たちに十分満足していただけるものをお見せできる」と自信を覗かせた。

なお荒川弘は映画化に際し、「曽利監督はマンガ表現とリアル部分をつなぐCGを上手に使われる方なので、アニメやゲームとはまた違った表現を見せていただけそうで楽しみです!」とコメントしている。

この記事の画像(全17件)

荒川弘コメント

色々なメディア展開をしてきた鋼の錬金術師ですが、なんと実写化! マンガでは豆粒ドチビのすぐキレる主人公なので、山田さんに演じていただくのは、なんだか申し訳ない気分です……!!(あ、ヒロインもすぐキレますね。すみません……)曽利監督はマンガ表現とリアル部分をつなぐCGを上手に使われる方なので、アニメやゲームとはまた違った表現を見せていただけそうで楽しみです!

山田涼介コメント

原作について

僕自身も小さな頃から読んでいたのですが、現実離れした世界観でありながらもヒューマンドラマがちゃんと描かれている、そこに多くの人が心を惹きつけられているのだと思います。今回主演という立場を頂いた時は、原作が好きだからこそ、どんな作品になるのか疑問と想像が膨らみ、自分がこのプレッシャーに勝てるのか?という気持ちもありました。

アクションについて

できる限りスタントは入れず、自分を追い込んでやってみたいと思っています。CGなどの技術の発達がある今この時代だからこそ、実現できる。原作ファンの方には勿論、原作を知らない方にも、この作品の凄さをスタッフ・キャスト一同で作り上げていけたらと、身体を鍛え役への理解を深めることで、今は決意が固まりました。

本田翼コメント

(原作は)連載当初から読んでいて、単行本も完全版も大切に持っている本当に大好きな作品。プレッシャーが凄いです。原作ファン、そして私たちの世代にこそ観て欲しいし、観たいと思わせる作品にできたらと思っています。海外での撮影は初めてなので、しっかり準備をして臨みたいと思います。

ディーン・フジオカコメント

人気のマスタング大佐を演じさせて頂くプレッシャーはありますが、原作ファンの皆様の大きなご期待を背負えるようにまずは身体をひとまわり大きく増量して、役作りに望みたいと思います。学生時代にはボクシング、俳優のキャリアを始めてからは中華武術やテコンドーを含め日常的に練習し、過去の仕事でもアクションを撮影してきたので、その経験が今回の新しいチャレンジに活かせるよう頑張ります。

松雪泰子コメント

世界中にファンがいる今作。演じさせて頂くキャラクターは原作ファンの方々の思い入れも強いキャラクターだとお聞きし、身の引き締まる思いです。曽利監督とも実写の映画では初めてですので、どんな作品作りになるか、楽しみにしております。

曽利文彦監督コメント

「ピンポン」は企画段階から参加し、自らの想いが強く反映された作品ですが、今作はそれ以来となる、自らが立ち上げた作品であり、特別な思い入れがあります。「鋼の錬金術師」の世界観やテーマ性、そして“生きていくことの真実”を描いた、この素晴らしいストーリーを幅広い世代にご覧いただけるよう、チーム一丸となって全力で取り組んでいきたいです。

映画「鋼の錬金術師」

2017年冬公開全国ロードショー

スタッフ

監督:曽利文彦
原作:「鋼の錬金術師」荒川弘(「ガンガンコミックス」スクウェア・エニックス刊)
エグゼクティブ・プロデューサー:濱名一哉

キャスト

エドワード・エルリック:山田涼介
ウィンリィ・ロックベル:本田翼
ロイ・マスタング:ディーン・フジオカ
マース・ヒューズ中佐:佐藤隆太
リザ・ホークアイ中尉:蓮佛美沙子
マリア・ロス少尉:夏菜
グレイシア・ヒューズ:原田夏希
ショウ・タッカー:大泉洋
ドクター・マルコー:國村隼
ハクロ将軍:小日向文世
ラスト:松雪泰子
エンヴィー:本郷奏多
グラトニー:内山信二
コーネロ教主:石丸謙二郎

全文を表示
(c)2017 荒川弘/SQUARE ENIX (c)2017映画「鋼の錬金術師」製作委員会

読者の反応

ぷらす @pad_plus

この感じ…通りがかりの主婦は存在を抹消されてるな!?

「鋼の錬金術師」実写映画化!エド役は山田涼介、2017年冬に公開 - コミックナタリー https://t.co/ohCECa6m3o

コメントを読む(1198件)

関連記事

荒川弘のほかの記事

関連商品

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのコミックナタリー編集部が作成・配信しています。 荒川弘 / 山田涼介 / 曽利文彦 / 本田翼 / ディーン・フジオカ / 小日向文世 / 佐藤隆太 / 蓮佛美沙子 / 夏菜 / 原田夏希 の最新情報はリンク先をご覧ください。

コミックナタリーでは国内のマンガ・アニメに関する最新ニュースを毎日更新!毎日発売される単行本のリストや新刊情報、売上ランキング、マンガ家・声優・アニメ監督の話題まで、幅広い情報をお届けします。