1月の愛知・名古屋市公会堂公演を皮切りに全国で10公演が行われる今回のツアー。公演の中で彼は最新アルバム「What are you looking for」収録曲をメインに、彼のライブではおなじみのナンバーも織り交ぜたバラエティ豊かなセットリストで来場者を楽しませている。この記事では、3月5日に行われた公演の模様をレポートする。
ライブ冒頭、「今日ここは俺たちのための場所だから、いくら騒いでも大丈夫だぜ!」とオーディエンスを歓迎した永積崇。真船勝博(B)、菅沼雄太(Dr)、市原“YOSSY”貴子(Key)、市原“icchie”大資(Tp, Flute)、武嶋聡(Sax, Flute)からなるバンドメンバーとともに紡ぐ柔らかな音色のアンサンブルで、会場をじんわりと温めていく。伴奏に身を委ね、気持ちよさそうに歌声を響かせる永積の表現に呼応するように、オーディエンスも笑顔で体を揺らした。
「What are you looking for」で多彩なアーティストから楽曲提供を受けた永積は「自分1人だと見えない世界を共有させてもらう時間が多くて楽しかった。みんなはどうやって曲を作っているのかな?と見てみたかったんです」と制作を振り返る。彼は続けてYO-KING(真心ブラザーズ)との楽曲制作時のコミカルなエピソードを披露し、会場の笑いを誘った。
バンドメンバーが一旦はけたパートで永積は「光と影」を弾き語りで披露し、観客は彼の歌声にじっくりと聴き入る。その後バンドがステージに戻ると舞台上のムードは一変。カラフルな照明が明滅する中で届けられた「オアシス」では永積がギターで、icchieがトロンボーンで情熱的なソロを披露して会場を盛り上げ「オアシス!」のコール&レスポンスが響き渡った。このにぎやかなムードに、永積は「ヤバいぜ、俺たち。日本を飛び出しちまったぜ!」と笑顔を弾けさせた。
野田洋次郎(RADWIMPS)が作詞作曲を手がけた「おあいこ」では、永積は歌詞の1つひとつに思いを込めるようにじっくりと曲を歌い上げてオーディエンスを魅了する。彼はライブ終盤「今日新しいアルバムができたような感覚です」とつぶやき、パフォーマンスに充実感を漂わせた。このツアーの公演は今後3月13日に広島・JMSアステールプラザで、3月21日に沖縄・ミュージックタウン音市場にて実施される。
ハナレグミ Tour What are you looking for ※終了分は割愛
2016年3月13日(日)広島県 JMSアステールプラザ
2016年3月21日(月・祝)沖縄県 ミュージックタウン音市場
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[ハナレグミ]ナタリーにて、「Tour What are you looking for」3月5日NHKホール公演のライブレポが掲載になりました!写真も掲載されておりますので、是非ご覧くださいませ♪https://t.co/aFZ2ePwwBa