エビ中、初のFCイベントでぶっつけ本番ソロ歌唱＆「金八」楽曲続々披露

私立恵比寿中学の公式ファンクラブ「秘密結社★ブラックタイガー」による初の会員限定イベント「ブラックタイガー会員限定イベント～秘密結社の集い（内緒で来てください）～」が、昨日2月7日に千葉・幕張メッセ国際展示場イベントホールにて開催された。

1月28日には2ndアルバム「金八」を発表し、イベント前日の2月6日には念願だったテレビ朝日系音楽番組「ミュージックステーション」への出演を果たしたエビ中。「Mステ」出演の余韻冷めやらぬ中行われた今回のイベントでは、メンバー8人が前日番組で着用した金色のセーラー服風衣装で登場し、番組内で披露した「金八DANCE MUSIC ～MステSPヴァージョン～」からライブをスタートさせた。8人は会場の中央に設置された八角形のステージを所狭しと駆け回りながら、続けて「大漁恵比寿節」「U.B.U.」「バタフライエフェクト」と4曲を披露。ファンクラブ会員で埋め尽くされた会場を見渡し、安本彩花は「エビ中が大好きで大好きで、ファンクラブにまで入ってしまう皆さんと、幕張メッセでお会いできて最高でーす！」と喜びをあらわにした。

次のブロックではエビ中初の試みとして、8人それぞれが観客のリクエストを元にソロ曲を歌うことに。これは各メンバーがそれぞれ観客の1人を指定して、用意された「お品書き」の中から自身のソロ＆ユニット曲を除く楽曲をその場で選んでもらうという、ぶっつけ本番のリクエストコーナーだ。会場内の客席ブロックは応援する“推し”メンバーごとに振り分けられており、8人はそれぞれ自分のファンが待つブロックに置かれたお立ち台へ。小林歌穂は安本のソロ曲「またあえるかな」、中山莉子は松野莉奈と柏木ひなたのユニット「トリオ・ザ・インフルエンザ」の「一生 一緒 いいっしょ？」、真山りかは廣田あいかのソロ曲「ぁぃぁぃといく日本全国鉄道の旅」、廣田は星名美怜のソロ曲「キミに39」、松野は廣田とヒャダインのユニット「スナックのママと流し」のデュエットソング「アンタ」、星名はエビ中のメジャーデビュー曲「仮契約のシンデレラ」、安本はインディーズ時代の楽曲「売れたいエモーション！」、柏木はシングル「梅」のカップリング曲「大好きだよ」をそれぞれリクエストされた。ほかのメンバーのソロ曲や自分以外のパートを歌うのに8人は皆大苦戦。普段のライブでは観られないユルいパフォーマンスが繰り広げられ、8人もほかのメンバーが歌うときは観客となってそれぞれのソロパフォーマンスを楽しんだ。

8人が一旦ステージから去ると、天井から吊るされた巨大スクリーンに、エビ中が1月に訪れた台湾での様子を収めたムービー「台湾どうでしょう」が上映される。映像が終わり、2ndアルバム「金八」収録の新曲「ちちんぷい」のイントロとともに、メンバー全員がスタンド席に登場。8人はスタンド席を回りながら「未確認中学生X」「揚げろ！エビフライ」を歌い、センターステージから距離のあるスタンド席のファンと触れ合った。アリーナのお立ち台へと移動した8人は、同じく「金八」からの新曲「フユコイ」と、最新シングル「ハイタテキ！」のカップリング曲「涙は似合わない」を熱唱した。その後センターステージへと戻り「チュパカブラ」「幸せの貼り紙はいつも背中に」「ハイタテキ！」の3曲を歌ったところで、「そろそろみんなが気になっている発表をしちゃおうかな」という真山の合図から、春に開催することをアナウンスしていた全国ツアー「私立恵比寿中学 飛び出せ全十ホールツアー2015～わっくわくはるバルーンGOGO～」のスケジュールを発表。過去には最もCDの売り上げが伸びず、初のイベントも台風で中止となるなど何かと因縁の深い和歌山での公演決定が明らかになると、メンバーからも客席からもどよめきが。ツアーは全11公演で、チケット一般発売は3月14日より。これに先駆け、ファンクラブでは2月15日まで先行予約を受け付けている。

ツアースケジュール発表のあとで歌われた「手をつなごう」では、メンバーが観客席からチビッ子たちを連れ出しステージへ。感極まって泣き出す女の子や、状況がつかめずステージ上をふらふらと歩く男の子などチビッ子たちの様子はさまざまだったが、8人は歌とダンスを教えながら一緒にライブを楽しんだ。そして最後はアルバム「金八」のラストナンバー「私立恵比寿中学の日常（Epilogue）：蛍の光（Demo）」を観客とともにアカペラで大合唱。2時間半を超える盛りだくさんのステージをほのぼのと締めくくった。