寅さん記念館20周年を名誉館長の山田洋次と倍賞千恵子が祝福

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本日8月26日、東京・葛飾柴又寅さん記念館にて開館20周年記念式典が執り行われた。

「葛飾柴又寅さん記念館開館20周年記念式典」の様子。前列左から3番目が山田洋次、前列右から2番目が倍賞千恵子。

「葛飾柴又寅さん記念館開館20周年記念式典」の様子。前列左から3番目が山田洋次、前列右から2番目が倍賞千恵子。

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寅次郎の扮装をした子供(中央)を取り囲んだ記念撮影の様子。

寅次郎の扮装をした子供(中央)を取り囲んだ記念撮影の様子。[拡大]

“フーテンの寅”こと車寅次郎を主人公とした「男はつらいよ」シリーズの世界に触れられる記念館として、1997年にオープンした同館。式典には「男はつらいよ」シリーズ第1作をはじめ、46作で監督を務めた山田洋次と、寅次郎の妹・さくらを演じた倍賞千恵子も出席し、来館者たちと祝福に満ちたひとときを過ごした。

倍賞千恵子(左)が山田洋次(右)に花束を贈呈する様子。

倍賞千恵子(左)が山田洋次(右)に花束を贈呈する様子。[拡大]

左から山田洋次、倍賞千恵子。

左から山田洋次、倍賞千恵子。[拡大]

山田は倍賞から花束を贈呈されると、「(寅次郎を演じた)渥美清さんが亡くなって『男はつらいよ』シリーズが終わり、そしてこの記念館が作られて20年経つんですね」と時の流れに思いを馳せる。そして「寅さんというキャラクターを超え、この国から失われようとしている人々の温かな暮らしや、下町の生活の様子を保存し、ここに訪れた人たちに考えてもらうというコンセプトであり続けることを願っています。私も努力していきたいです」と名誉館長として、同館のあり方に対する考えを述べた。倍賞は「リピーターの方も、初めて来た方も、お友達をお誘いのうえ、この館が続く限り楽しんでいただきたいです」と笑顔。「山田さんもずーっとずーっと長生きして、いい映画を撮っていただけたら」と呼びかけた。

また、6月に同館の来場者が450万人を突破。式典には450万人目の来場者として、来館当時9歳だった松原清世さんも登壇し、山田らから認定証と花束が贈られた。

葛飾柴又寅さん記念館の様子。

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入館者に限定配布される、葛飾柴又寅さん記念館の20周年記念手ぬぐい。

入館者に限定配布される、葛飾柴又寅さん記念館の20周年記念手ぬぐい。[拡大]

なお本日8月26日から9月10日にかけて入館券の購入者には、20周年記念手ぬぐいを限定配布する。明日27日にはシリーズ第1作「男はつらいよ」の無料上映も。葛飾区、足立区の全郵便局に都内の主要郵便局を加えた195局にて20周年記念フレーム切手セットも販売される。

葛飾柴又寅さん記念館

開館時間 9:00~17:00 ※入館は16:30まで
※8月26日(土)、27日(日)は9:00~21:00
料金:一般 500円 / 学生 300円 / シニア 400円
※障害者手帳等の所有者とその付添人は1名無料
※併設の山田洋次ミュージアムにも入場可

「男はつらいよ」映画上映会

2017年8月27日(日)18:30~
料金:無料

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