「累-かさね-」土屋太鳳と芳根京子のW主演決定、“美貌”と“才能”の相互補完

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映画「累-かさね-」で土屋太鳳芳根京子がダブル主演を務めることが明らかになった。

左から土屋太鳳、芳根京子。

左から土屋太鳳、芳根京子。

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「累-かさね-」原作画

「累-かさね-」原作画[拡大]

松浦だるまによる同名マンガを実写化した本作は、母の遺した魔法の口紅によって他者の顔を奪う能力を手にした主人公が、俳優としてのし上がっていくさまを描くサスペンス。伝説の女優を母に持ち自身も天才的な演技力を兼ね備えるも醜い顔に生まれてしまった淵累(ふちかさね)と、類まれなる美貌を持ちながらも演技面で伸び悩む舞台女優・丹沢ニナ。“美貌”と“才能”というお互いの足りない部分を補うように2人は入れ替わり、女優・丹沢ニナとして一躍脚光を浴びていく。土屋がニナとニナの顔になった累を、芳根が累と累の顔になったニナを、それぞれ1人2役で演じている。

このたび2人がお互いの印象を語るコメントも到着。土屋は芳根について「瞳は近くで拝見すればするほど本当にキラキラと美しくて、多くの人に愛され守られているかたなのだなと実感します」「これからたくさんの感情を共有させていただき、ひとつになっていけたらと願ってます」と語る。一方の芳根は土屋について「小柄でほんわかしているのに、ものすごくパワーの溢れる方で、とても心強いです。『頑張ろうね』と優しく手を握ってくださって嬉しかったです」とコメントを寄せた。

「謎解きはディナーのあとで」「黒執事」の黒岩勉が脚本を手がけ、「キサラギ」「脳内ポイズンベリー」の佐藤祐市が監督を務めた。佐藤は主演の2人について「とにかくエネルギーを強く感じました。きっとお二人は今が役者としても人としても伸び盛りで、何でも吸収出来るしそれを直ぐに表現したい、何にでも挑戦したい。その思いが溢れている、そう感じました」と述べる。撮影は関東近郊にて本日8月4日から9月中旬まで行われる。

映画「累-かさね-」は、2018年に全国ロードショー。

土屋太鳳 コメント

演技というものは、実は普段の生活の中で、どんな人も繰り返していると思うのです。理想と現実を埋める方法だったり、思いを伝える手段だったり。でもそれが本当の自分を隠すためのものならば、しあわせに決して辿り着けない闇の魔法のようでもあります。「累-かさね-」が描くのは、その闇に手を伸ばす禁断の世界。そこに何があるのか、監督はじめスタッフの方々、キャストの方々と一緒に思いきり堕ち、確かめたいと思います。そして女優として、「累-かさね-」の闇に酔いしれたいと思います。

芳根京子への印象

芳根さんの瞳は近くで拝見すればするほど本当にキラキラと美しくて、多くの人に愛され守られているかたなのだなと実感します。そんな芳根さんと演技とはいえ入れ替わってよいのだろうかとドキドキしていますが、同時にとても光栄ですし、すごく楽しみでもあります。今はまだ稽古という場と役という人格を通してしか時間を御一緒していないので、これからたくさんの感情を共有させていただき、ひとつになっていけたらと願ってます。

芳根京子 コメント

「累-かさね-」の世界観に入るのが楽しみでもあり、撮影期間、自分はどうなってしまうのだろうと恐怖感もあります。二役を演じるのは初めての経験なので、想像するだけでも大変なものだと思いますが、土屋さんとご一緒にお芝居出来る喜びを噛み締めながら、累とニナを丁寧に創り上げていきたいです。
メイク・衣装など沢山の力をお借りしながら、今までとは違う姿をお見せできるよう、そして自分自身も新たな自分を見つけられるよう、全力でぶつかっていきたいと思います。爆発します!

土屋太鳳への印象

小柄でほんわかしているのに、ものすごくパワーの溢れる方で、とても心強いです。
「頑張ろうね」と優しく手を握ってくださって嬉しかったです。
沢山頼ってしまうと思いますが、支え合いながら累とニナを創りあげれるよう私も頑張ります。

松浦だるま コメント

土屋太鳳について

主演候補に挙がったお名前を聞くよりずっと前のある日、電車内の広告の中、口紅を塗った土屋太鳳さんの写真に目が釘付けになりました。それまでは健康的なイメージが強かったのですが、口紅を纏った顔立ちに得も言われぬ妖艶な美しさが窺えて、「この方に演じてもらえたら…!」と思っていました。清純な可愛らしさもミステリアスな美しさも同時に兼ね備えた土屋さんは、まさしく「ニナ / 累」の両面を映し出せる女優さんだと思います。

芳根京子について

こんなに可愛らしく爽やかな印象の女優さんなのに、その印象から程遠い“醜い”女の役をよく引き受けてくださった…と思うとともに、芳根京子さんなら「淵累」という女の激情・悲哀・葛藤をきっと表現していただける、という確信が私の中にあります。架空の人物でしかない淵累が現実に生きる芳根さんの心と身体で具現化される瞬間を、虚構が真実になる瞬間を目撃したいです。

佐藤祐市 コメント

2人と初めてお会いした時、とにかくエネルギーを強く感じました。
きっとお二人は今が役者としても人としても伸び盛りで、何でも吸収出来るしそれを直ぐに表現したい、何にでも挑戦したい。その思いが溢れている、そう感じました。とても可愛らしいお二人が、どんな醜い争いの芝居をするのか?
どんなエゴイスティックな心を晒すのか? どんな化学反応が起こるのか?
監督として、楽しみながら立ち向かって行きたいと思っています。

上原寿一(プロデューサー) コメント

元気溌剌で、清純派として活躍されるお二人に全く正反対のドロドロとした人間の本音を演じてもらったら絶対面白いと思い、この作品を企画しました。土屋さん、芳根さんにはそれぞれ累とニナという同じ2役を演じてもらうわけですが、1人2役でもあり、2人1役でもある本当に難しい役だと思うのでお二人の為にも「日本アカデミー賞主演女優賞」W受賞を獲れるような作品にしたいです。

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(c)2018映画「累」製作委員会 (c)松浦だるま/講談社

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おおとも ひさし @tekuriha

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