中谷美紀が性同一性障害の主人公演じる、東野圭吾「片想い」WOWOWでドラマ化

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東野圭吾の小説「片想い」が中谷美紀主演でドラマ化されることが明らかになった。

連続ドラマW「東野圭吾『片想い』」で主演を務める中谷美紀。

連続ドラマW「東野圭吾『片想い』」で主演を務める中谷美紀。

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WOWOWが製作する本作は、性同一性障害の日浦美月を主人公にしたミステリー。大学時代にアメリカンフットボール部の女子マネージャーとして活動し、今は男性として生活している美月が、サークルの同窓会で「俺は、人を殺した」と元部員たちに告白したことをきっかけに、衝撃の事実が明かされていく。中谷が現在は30代半ばの美月を演じる。監督を務めるのは「渋谷区円山町」の永田琴

中谷は「初めて東野圭吾さんの作品を演じさせていただくこととなりましたが、諸手を挙げてというよりは、むしろ大変な役目を背負ってしまい、狼狽しております」とコメント。また「まずは、男らしさを追求しつつも、美月の台詞にもある『どんなにあがいても本物にはなれない』という悲哀を表現できたらと思います。また、美月と同じ悩みを持つ方々がご覧になった際に、ご自身を受け入れ、認めるための後押しとなるような作品になるよう願っています」と思いを明かしている。

全6話構成の連続ドラマW「東野圭吾『片想い』」は、2017年秋にWOWOWで放送。

中谷美紀 コメント

初めて東野圭吾さんの作品を演じさせていただくこととなりましたが、諸手を挙げてというよりは、むしろ大変な役目を背負ってしまい、狼狽しております。
美月という自らの生まれた性別に違和感を抱く人物の生きづらさを丁寧に描きつつ、スリリングなサスペンスでもあり、仲間達の深い友情の物語でもあり、大人のための上質なエンターテインメントとして読み応えがあったと同時に、演じる側としては、大変ハードルの高い作品だったため、恐れおののきました。

まずは、男らしさを追求しつつも、美月の台詞にもある「どんなにあがいても本物にはなれない」という悲哀を表現できたらと思います。
また、美月と同じ悩みを持つ方々がご覧になった際に、ご自身を受け入れ、認めるための後押しとなるような作品になるよう願っています。

現場で理沙子(美月が恋した女性)を熱い視線で見つめるうちに、もう女性に戻れなくなってしまうのではないかと、少々心配にはなりますが、素晴らしい映像とともに、展開の読めないスリリングなサスペンスをお届けしますので、ぜひご覧いただけましたら嬉しいです。

東野圭吾 コメント

ドラマへの期待

ついにこの小説に挑む人たちが現れたか、と驚きました。
未だに社会が答えを見つけられていない問題。
しっかりと光を当ててくださることを願います。

中谷美紀に対して

この役を引き受けてくださったというだけで、役者としての魂の強さを感じます。
自由に、大胆に演じてくだされば、それが美月だと思います。

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