中村航の同名小説を「ヒロイン失格」の
また、「映画 みんな!エスパーだよ!」の
「トリガール!」は2017年に全国ロードショー。
土屋太鳳 コメント
終わった瞬間の気持ちを一言でいうと「もう出るものは何もない……」と思いました。声も、力も出ませんでした。クランクインをしたときは、まさかここまで出し切る感覚を覚える作品になるとは、想像していませんでした。でもそれは、疲れた気持ちや戸惑う気持ちではまったくなく、見えないけど大切な何かのゴールに一つたどり着いたような、本当にホッとした、あったかい気持ちでした。ロケを終えた瞬間を見守ってくださったスタッフさん方の、あったかくて元気な笑顔と、少し涙目にも見えた、琵琶湖のように静かで深い坂場先輩の目は、一生忘れられない熱い思い出となりました。そして、全力で楽しむ中にも、「空を飛ぶ」ということへの尊敬と意味を真摯に感じるロケでもありました。見守ってくださった地元の方々、ご協力くださったすべての方々に、心から感謝をしています。
どんな作品になると思うか
ただただ本当に、飛ぼうとする人のように前を向いて走りきろうと演技を重ねてきた作品なので、まったく想像ができないです。ですが時々ふっと、この作品ってもしかしたら、観るだけでカロリー消費できるような作品になるんじゃないかと感じることがありました。監督とスタッフさん、キャストの方々で、全力で走ってきた作品なので、今はとにかく最後まで全力で、走りきりたいと思います!
間宮祥太朗について
間宮さんご自身は、豪快で繊細で知的で、現代に生きていらっしゃるのに幕末の志士のような雰囲気を持っていらっしゃる方です。でも一度坂場先輩に入ると、どこまでも突っ走る、そしてどこへ突っ走るかわからない、刹那的にかっこよくてかっこ悪い最高の坂場先輩だったので、私はそこに全力でぶつかればいいだけでした。私がどんなにぶつかっても、いったん受け止めて、それから思いっきりブン投げてくださいました。懐の深い役者さんの胸をお借りして、ゆきなとしても土屋太鳳としても、思う存分暴れることができました。
高杉真宙について
今回で共演が3回目なのに、そのたびに役と一緒に高杉くんの印象も違うため、「はじめましてだっけ?」とさえ思ってしまうんですけど、これは本当にすごいことだと思います。現場でお会いしていても高杉くんは常に礼儀正しいんですけど、その礼儀正しさの質が役によって違っていて、「高杉真宙」という人とお会いしてる感じがないんです。常に役の人とお会いしてる感じで、今回だったら毎日本当に「圭先輩」でした。現実に目の前にいるのに、ふとした瞬間に、その姿が幻に感じるときもあるような、不思議な存在感の魔性の役者さんだと思います。
間宮祥太朗 コメント
坂場大志を演じるのは楽しいです。
撮影に入ってから、坂場大志という役が自分の体になってきた感じがしています。毎日、プランを考えた芝居ではなく、シーン毎に土屋さんや高杉さんと、ぶつかり合って生まれるものを撮ろうという、組全体の雰囲気があるので、とにかく全力でこの作品と役の世界を信じて演じることができていて、すごく楽しいですし、すごく青春しているなって思います。英組の皆さんや、土屋さん、高杉さんなどの共演者の皆さんといい関係がどんどんできていて、(琵琶湖に来た)今、現場が面白くて仕方ないです。お客様には、同じ目的を持った仲間と、とにかく全力で一つの目的に向かっていく姿に、何かを感じてもらえるような映画になったらいいなと思っています。
高杉真宙 コメント
今回演じている高橋圭という役は、英監督とも話して天然の詐欺師のようなのに、悪気のない憎めない男です。今まで演じてきた役とは違うので、偽物にならないように必死に取り組みました。ほかのキャラクターがすごく変わっていますが、その中でも圭の変な部分を出せていけたらいいなと思っています。
実は元々「鳥人間コンテスト」を観ていたんですが、今回の撮影で初めて琵琶湖に来ることができて、この場所で色んな方が飛んでいるんだと思うと感動しましたし、台本で読んで想像していた琵琶湖が広がっているのがうれしかったです。実際にプラットホームに上がったときにはテンションが上がって、飛びたいと思いました。
劇中では、僕と土屋さんと間宮さんが掛け合いをするシーンが沢山あるんですが、カメラが回っていないときも、劇中のような掛け合いをしたりしていて、本当に素敵な時間でした。
「鳥人間コンテスト」に出場してらっしゃる皆さん、本番に向けて準備をしてこられています。僕が演じる高橋圭も1年間ずっと準備をして大会に参加しています。ぜひ映画を御覧いただいて、「鳥人間コンテスト」ってこんな1年間の準備があって飛んでいるんだということを感じてもらえたらと思います。そして、ちょっとでも僕らの青春を感じていただきたいです。
池田エライザ コメント
私の演じている和美はとても人間臭い感情を持っているキャラクターだと思います。
ゆきなや坂場などの<T.B.T>のメンバーに対する気持ちを持っている役柄だと思ったので、セリフの1つひとつに対して、「この子のポリシーはなんだろう」など掘り下げて考えて、のめり込んでいきながら演じています。
クランクインしたときに、「すごく暖かい現場だな」と感じたんですが、日々を重ねていく中で想像以上に皆さんが愛を持って取り組んでいて、暖かい組が情熱でさらに熱くなっていくのを感じました。でも近くで見ると熱くなれるけど、少し引いて見ると「アホやってんなー」とほほえましくもなる組です。
ナダル コメント
(映画への出演が)初めての経験なので、新鮮な気持ちでやらせてもらっています。初日、同じシーンを何度も撮る中で、英監督から「もっと面白い感じでやってもらって大丈夫です」と言われたんですが、最初から全力でやってるんで、そんなにハードル上げられてもって監督に言いたいですね(笑)。でも、フザケすぎると、「それは違う」と言われるんで難しいと感じています(笑)。監督っていうと厳しいイメージしかなかったんですが、英監督はメチャクチャ笑ってくれるので、監督なんだけど優しいお客さんだなと思いながら演技してます。(演技の仕事は)楽しいので、今後もオファーをいただけたらやっていきたいです。俺の演技、やっべえぞ!
矢本悠馬 コメント
この役を演るのに一番欠かせないと思ったのは人力飛行機への愛! ロマン! そこへの熱量を大切に取り組ませていただきました。古沢はパイロットでなく全体設計+副部長という役割で理系ヲタクをまとめるためのカリスマ性やリーダーシップを意識して演じました。
僕は、京都出身で琵琶湖の水を飲んで育ちましたし、高校生のときは学校行事で毎年琵琶湖でBBQをやったりなど思い出の地でもあったので役者として仕事で何年ぶりかに来ることができて感慨深いものがありました。青春した場所がロケ地なのもあって青春の勢いみたいなものを素直に表現することができました。自分の勝手なイメージで天才=変人みたいなものがあって、理系の頭のよさをコミカルに演じるために、少し逸脱したテンションや価値観などをキャラクターに持たせてみました。特にこだわったのは、古沢のアゴをしゃくれさせて演じてるんですが、アゴのしゃくれ度ですね。毎朝鏡を見ながらベストの位置をアゴに覚えさせて現場に入っていました。
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