「スター・ウォーズ」の悪役俳優がゲスト登壇、Tokyo Comic Con発表会

本日12月4日、Tokyo Comic Con 2016の記者発表会が、東京のザ・リッツ・カールトン東京にて行われた。

Tokyo Comic Conは、コミックや映画、アニメーション、ゲームといったさまざまなポップカルチャー、エンタテインメント、テクノロジーが集結するイベント。このたび2016年12月2日から4日の3日間にわたって、千葉・幕張メッセにて開催されるはこびとなった。

発表会は、Tokyo Comic Conを主催・運営するポップ・カルト・インクCEOトリップ・ハンターによるイベントの紹介からスタート。ハンターは「Comic Conを、最高のポップカルチャーとテクノロジーが融合された真にグローバルな祭典にするため、アメリカ・シリコンバレーと東京で行うことに決めました」と開催のいきさつを語った。そしてApple共同創業者の1人スティーブ・ウォズニアックが迎え入れられる。ウォズニアックは「私にとって日本という国には、『新しいテクノロジーに出会いたい』という思いで来るところです」と笑顔に。また「ポップカルチャーとテクノロジーは人を幸せにしてくれるものです」と話し、Tokyo Comic Conへの期待をふくらませた。

続いてウォズニアックとタレントの三船美佳、コスプレイヤーの御伽ねこむによるトークセッションへ。Tokyo Comic Conのオリジナルコスチュームで登壇した御伽は「衣装のテーマは“デジタルフューチャーガール”です。海外のポップなイベントが日本に上陸するのは、斬新で新しいなと思います」とコメント。三船は「コミックは、日本が世界に誇れる武器だと感じています。コミックのメッカと言えるアメリカとコラボレーションしてイベントができるのはすごいことですよね！」と述べ、「実はうちの父（三船敏郎）が、ジョージ・ルーカスさんから『スター・ウォーズ』に出演しないかとオファーをいただいたことがあって。最初はオビ＝ワン・ケノービ役でどうかと言われて、その次はダース・ベイダー。もし三船がダース・ベイダーだったら、あの仮面はなかったかもしれないと聞きました」と驚きのエピソードを披露し、ウォズニアックを興奮させた。

終盤には、スペシャルゲストとして「スター・ウォーズ」シリーズで悪役を演じた俳優2名が登場。パルパティーン / ダース・シディアス役を務めたイアン・マクダーミドは「Welcome to the dark side!」としゃがれた声で挨拶して記者陣を喜ばせ、ダース・モール役のレイ・パークは「日本に戻ってこられてうれしいです」と顔をほころばせた。さらにパークは「子供の頃からアクション映画を観るのが好きで、7歳からマーシャルアーツの道に入りました。ダース・モールを演じるにあたっては、三船さんのお父さんの映画などを観て、侍の動きを勉強しました」と、ダース・モールのポーズを取って見せる。マクダーミドは「私は三船敏郎さんが出演していた『蜘蛛巣城』が大好きなんです。もし彼が自分の弟子（ダース・ベイダー）だったら素晴らしいだろうな」と話した。

最後にウォズニアックが「Tokyo Comic Conは、映画の中に飛び込める夢の祭典になりますので、どうぞ皆さんお越しください」とメッセージを送り、発表会は終了した。

※記事初出時より、イベント開催日が変更になりました。なおイベント名も「東京コミックコンベンション 2016」に変更となりました。