物語は、余命3カ月と告げられた宏が出会ったばかりの女子高生・真衣から「今一緒に死んじゃおっか?」と誘われるところから始まる。宏はバイクの後ろに彼女を乗せてスピードを上げるが、そのまま死ぬことはできなかった。画家への夢を諦めてフリーター生活を送っていた宏にとって、ただやり過ごすだけだったこの夏。彼は純粋な真衣に翻弄されながらも、次第に惹かれていく。
手塚が死の直前まで綴っていた日記の「今日素晴らしいアイデアを思いついた! トイレのピエタというのはどうだろう。癌の宣告を受けた患者が、何一つやれないままに死んでいくのはばかげていると、入院室のトイレに天井画を描きだすのだ…(中略)浄化と昇天。これがこの死にかけた人間の、世界への挑戦だったのだ!」という言葉にインスパイアされた本作。監督と脚本はドキュメンタリー映画「ピュ~ぴる」などで知られる松永大司が務める。映画「トイレのピエタ」は、6月6日より新宿ピカデリーほかにて全国ロードショー。
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Simona Stanzani 詩文奈 @simona_com
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