「
「Medicine メディスン」は、2021年にイギリスで初演された、アイルランドの劇作家エンダ・ウォルシュの最新作。今回は、小宮山智津子が翻訳、
舞台は病院らしき施設の部屋。パジャマ姿のジョン・ケインが入って来る。そしてまもなくドラム奏者、メアリーという名前の2人の女性、老人と巨大ロブスターがやって来て……。白井は開幕に際し、「四人の出演者と稽古を重ねてきたことが、皆さんの目を通すことでより明確になった気がします。エンダ・ウォルシュ氏のこの不思議な戯曲を立ち上げるために、田中圭さん、奈緒さん、富山えり子さん、ドラマーの荒井康太さんと共に色々と思考し、試し、組み立ててきました。最後に劇場の中を包み込んだ空気は、主人公ジョンの心象が私たちの物語として伝えることができたと思えるものでした」とコメント。また、田中は「自分たちで言うのもなんですが、4人のチームワークがすごく良いので、全員で全54公演楽しめたら最高だな!とワクワクしています!! ただ、54分の1終わっただけで、今とてもヘロヘロです。体調管理も抜かりなく走り切りたいと思います」と感想を述べた。
なお、本公演では声の出演で、
シアタートラムでの公演は6月9日まで。その後、14日から16日まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール、22・23日に愛知・東海市芸術劇場 大ホール、29・30日に静岡・GRANSHIP 静岡県コンベンションアーツセンター 中ホール・大地を巡演する。
出演者のコメントは以下の通り。
田中圭コメント
「Medicine メディスン」が無事幕をあけました!
ここからどんな気付きや変化が起きていくのか楽しみで仕方ありません。
自分たちで言うのもなんですが、4人のチームワークがすごく良いので、全員で全54公演楽しめたら最高だな!とワクワクしています!!
ただ、54分の1終わっただけで、今とてもヘロヘロです。
体調管理も抜かりなく走り切りたいと思います。
一先ず、初日から観てくれた皆様ありがとうございました!
後日控えている方も、ありがとうございます!
「面白かったよ」と拡散してください(笑)
奈緒コメント
本日「メディスン」の幕が上がりました。振り返れば、稽古場の始まりは迷路への入り口でした。白井さんも共に稽古場でたくさん汗を流し、このユーモアと優しさが詰まった「メディスン」の出口を一緒に探してくださいました。無事に初日が迎えられたこと、これから毎日新しい入り口に立ち、客席の皆様と共にこの世界に存在できることがとても嬉しいです。
富山えり子コメント
無事に初日を迎え、終えることができました。
今、大きな安堵と、とてつもない喜びを感じております。
初日の舞台をいっしょに創り上げてくださったお客様、この作品に関わっている全ての方々はもちろん、
これまでの私の人生で出逢ってくださった全ての方々とハグしたい気持ちです。
最後まで、健康に、健全に、楽しみ抜きたいと思います。
本当にありがとうございます。
荒井康太コメント
ぐにゃぐにゃにされた思考は白井さんの演出によって一旦すーっとカラダと心に溶けました。そして現実との境目なく、この戯曲の中を何度も生きる日々がはじまりました。これは何かの儀式なんじゃないか?なんて、そんな風にもうっすらと感じる自分がいます。エンダの問いかけはとてもシンプルなようで、底なしに深いようにも感じます。圭さん、奈緒さん、えり子さん、そしてみなさんと一緒にこの作品の中にいられることを嬉しく思います。一瞬一瞬を祈るように、愛おしく感じていきたいと思います。
Medicine メディスン
2024年5月6日(月・振休)~6月9日(日) ※公演終了
東京都 シアタートラム
2024年6月14日(金)~16日(日) ※公演終了
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
2024年6月22日(土)・23日(日) ※公演終了
愛知県 東海市芸術劇場 大ホール
2024年6月29日(土)・30日(日) ※公演終了
静岡県 GRANSHIP 静岡県コンベンションアーツセンター 中ホール・大地
スタッフ
作:エンダ・ウォルシュ
翻訳:小宮山智津子
演出:
出演
声の出演
※山崎光の「崎」は立つ崎が正式表記。
関連記事
ロミオの青い空 Romeo's blue sky 《Die Schwarzen Bruder》 @ya_katsuo6401_t
白井晃演出「Medicine メディスン」スタート、田中圭「全員で全54公演楽しめたら最高」 https://t.co/wxO3f9Pfwg #スマートニュース