虚構の劇団が解散、最終公演「日本人のへそ」で盛大な花火を打ち上げる
2022年7月30日 11:15
12 ステージナタリー編集部
虚構の劇団が、10月から12月にかけて上演される「日本人のへそ」の公演をもって解散することが明らかになった。
虚構の劇団は、鴻上尚史が2007年に平均年齢21.7才の俳優たちを集めて活動をスタートさせた劇団。同年に旗揚げ準備公演、翌2008年に旗揚げ公演を行った。「日本人のへそ」は当初2020年に上演される予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止に。その後2022年、“活動休止公演”として上演されることが発表されていた。
解散公演の上演演目となる井上ひさし作「日本人のへそ」について、劇団主宰の鴻上は「井上ひさしさんのデビュー作ですが、若い井上さんの才気とエネルギーに満ちあふれた、まさに、おもちゃ箱をひっくり返して、遊び倒した素敵な作品です。そのハチャメチャさ、ワイザツさ、ぶっ飛び方、遊び方は、ちょっと比類ないものです」と評し、「この戯曲に、虚構の劇団の総力を上げて、そして客演俳優達の力も借りて、真正面からぶつかっていこうと思います。エネルギー溢れる、混沌とした劇場になれば素敵だと思っています」とコメント。そして、「15年間どうもありがとうございました。解散公演、盛大な花火を打ち上げたいと思います。劇場でお会いしましょう!」と観客に呼びかけた。
鴻上が演出する「日本人のへそ」には、劇団員の小沢道成、小野川晶、三上陽永、渡辺芳博、梅津瑞樹、溝畑藍に加え、久ヶ沢徹、鷺沼恵美子、倉田大輔らが出演。公演は10月21日から30日まで東京の座・高円寺1、11月4日から6日まで大阪・近鉄アート館、12・13日に愛媛・あかがねミュージアム あかがね座、12月1日から11日まで東京・東京芸術劇場 シアターウエストで行われる。チケットは9月10日10:00に販売開始。
鴻上尚史コメント
2007年に旗揚げ準備公演でスタートした「虚構の劇団」は、今回、15回公演をもって解散することになりました。最終公演は、コロナ禍で2020年に公演が中止になった「日本人のへそ」です。井上ひさしさんのデビュー作ですが、若い井上さんの才気とエネルギーに満ちあふれた、まさに、おもちゃ箱をひっくり返して、遊び倒した素敵な作品です。そのハチャメチャさ、ワイザツさ、ぶっ飛び方、遊び方は、ちょっと比類ないものです。この戯曲に、虚構の劇団の総力を上げて、そして客演俳優達の力も借りて、真正面からぶつかっていこうと思います。エネルギー溢れる、混沌とした劇場になれば素敵だと思っています。
15年間どうもありがとうございました。解散公演、盛大な花火を打ち上げたいと思います。
劇場でお会いしましょう!
虚構の劇団 解散公演「日本人のへそ」
2022年10月21日(金)~30日(日)
東京都 座・高円寺1
2022年11月4日(金)~6日(日)
大阪府 近鉄アート館
2022年11月12日(土)・13日(日)
愛媛県 あかがねミュージアム あかがね座
2022年12月1日(木)~11日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターウエスト
作:井上ひさし
演出:鴻上尚史
出演:久ヶ沢徹、鷺沼恵美子、倉田大輔 / 小沢道成、小野川晶、三上陽永、渡辺芳博、梅津瑞樹、溝畑藍 / 藤木陽一、辻捺々、木村友美、オカモトマサト、帯刀菜美(ピアノ)
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ロミオの青い空 Romeo's blue sky 《Die Schwarzen Bruder》 @ya_katsuo6401_t
何故に。
第三舞台を演開するのか。
ずっと走り続けてほしい。
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