博多座で「新・三国志」スタート、「世の中の一切合切を忘れて“夢見る芝居”を」と市川猿之助

福岡・博多座で、「二月花形歌舞伎」より「新・三国志 関羽篇」が昨日2月5日にスタートした。

本作は1999年に三代目市川猿之助（現・市川猿翁）が生んだスーパー歌舞伎の第7弾として初演し、博多座では翌2000年に上演された作品。今回の「新・三国志」では横内謙介が脚本を、横内と当代市川猿之助が演出を担い、関羽に焦点を当てた“関羽篇”を展開する。

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本公演では映画さながらの映像を駆使したオープニングや大掛かりな舞台装置、華麗な早替わりなど、多くの見どころが用意されている。また、関平役を勤める市川團子は本水の大立廻りを披露。クライマックスでは猿之助が桃の花びらが客席に降り注ぐ中、斜め宙乗りを行うなど、数々のスペクタクルで観客を魅了した。

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公演には猿之助、團子のほか、市川猿弥、市川笑也、浅野和之らが名を連ねる。猿之助は「劇場にお出でいただければ世の中の一切合切を忘れていただき夢のような……それこそ劇場の中で夢を見ていただける、そんな“夢見る芝居”にするべく我々も一生懸命取り組みますので、ぜひ一人でも多くの方にご来場いただき盛り上げていただければと思います」と来場を呼びかけた。

公演は2月19日まで。なお、2月21日には「二月花形歌舞伎 市川猿之助監修 夢見る力-特別舞踊公演-」が博多座で上演される。