前田敦子×山下敦弘×星野源「タマ子」シリーズが長編映画化

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前田敦子主演、山下敦弘監督、星野源音楽担当によるエムオン・エンタテインメントの映像企画シリーズ「M-ON! シーズン・グリーティングID」が映画化される。

映画「もらとりあむタマ子」のワンシーン。 (c)2013「もらとりあむタマ子」製作委員会

映画「もらとりあむタマ子」のワンシーン。 (c)2013「もらとりあむタマ子」製作委員会

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映画「もらとりあむタマ子」のワンシーン。 (c)2013「もらとりあむタマ子」製作委員会

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ステーションIDの企画は最新作「夏の日のタマ子」で完結したばかりだが、このたび長編映画「もらとりあむタマ子」として生まれ変わり、11月23日より劇場公開されることが決定した。

「もらとりあむタマ子」は、東京の大学を出たものの、就職もせず、家業のスポーツ店も手伝わず、父親が暮らす甲府の実家で自堕落に暮らすタマ子を主人公とした物語。彼女が“ちょっとした一歩”を踏み出すまでの姿が、四季を通して描き出される。脚本は山下と大学時代からタッグを組み、最近では映画「ふがいない僕は空を見た」を手がけた向井康介が執筆した。主題歌はステーションIDでも使われている、星野源の「季節」が採用された。

また同作が韓国で行われる「釜山国際映画祭」のA Window on Asian Cinema部門に出品されることも発表された。海外でどのような評価を受けるのか注目が集まるところだ。

前田敦子コメント

大好きな山下監督と「苦役列車」に続いてまたご一緒させていただき、去年の秋から撮影をスタートして、季節ごとに少しずつじっくりと撮ってきた作品なので1本の映画として劇場公開されるのもとても嬉しいですし、釜山国際映画祭に出品されることが決まったと聞いて、更に喜びが増しました。
タマ子は食べているか寝ているかで(笑)仕事もしていないし実家でダラダラしている女の子という設定ですが、別に特殊な女の子ではなく、実は誰もが持っている気持ちの一部なんじゃないかなと思います。
私もどこか共感してしまうところがあります。
そんなタマ子の日常をたくさんの人に楽しんでいただけたらと思います。

山下敦弘コメント

逆ギレが得意で、ぐうたらで、口だけ番長というどうしようもない性格のタマ子を前田さんは迷いのない目で演じ切ってくれた。その結果、短編という形でのTV放映だった企画から、劇場公開作品という形へと作品が変化していった。その理由は何か? 答えは簡単。それは“あっちゃんが素晴らしかったから!”の一言に尽きる。“夢”や“希望”や“成長”といったテーマはこの映画の中では描かれていないけど、タマ子を観ていると妙な親近感と愛おしさがこみ上げてくると思う(たぶん)。それは観た人の中に少なからずタマ子は存在しているし(たぶん)そんな自分を少し許しているのだと思う(たぶん)。
ワールドプレミアが釜山国際映画祭に決まり、海外の目から観たタマ子がどう受け入れられるのか今から楽しみでしょうがない。あと美味しいフグチリも今から楽しみでしょうがない。

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