コンビで10年、私立恵比寿中学の小林歌穂×中山莉子「カホリコ」ライブで友情再確認

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私立恵比寿中学の小林歌穂と中山莉子によるグループ加入10周年記念ライブ「それみろ!カホリコ~レンコンと天丼から10年~」が、昨日9月14日に東京・J:COMホール八王子で行われた。

レンコンになった小林歌穂(左)と天丼になった中山莉子(右)。

レンコンになった小林歌穂(左)と天丼になった中山莉子(右)。

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2014年1月4日、私立恵比寿中学に“転入”した直後のカホリコ。

2014年1月4日、私立恵比寿中学に“転入”した直後のカホリコ。[拡大]

2014年1月4日、群馬・グリーンドーム前橋で行われたスターダストプロモーションのライブイベント「3B junior Live Final “俺の藤井” 2014」で2人そろってえびちゅうに“転入”(加入)した小林と中山。2000年生まれの同学年でもある2人は、一緒に成長し続ける“カホリコ”コンビとして、10年にわたって歩みを重ねてきた。10周年ライブに冠されたのは、彼女たちが転入当時に行っていたUstream配信番組のタイトル。サブタイトルの「レンコンと天丼」は、2014年4月15日に東京・日本武道館で行われた「私立恵比寿中学合同出発式~今、君がここにいる~」に小林がレンコン、中山が天丼の着ぐるみを着てステージに上がったことにちなんだものだ。

中山莉子(左)と小林歌穂(右)。

中山莉子(左)と小林歌穂(右)。[拡大]

「カホリコです!」とポーズを決める中山莉子(左)と小林歌穂(右)。

「カホリコです!」とポーズを決める中山莉子(左)と小林歌穂(右)。[拡大]

ライブのオープニングには懐かしい「それみろ!カホリコ」の番組タイトルがスクリーンに映し出され、小林と中山は当時番組で着用していた衣装をモチーフにしたピンクの衣装でステージへ。1曲目は、2人にとってのデビュー作となった2014年のシングル曲「バタフライエフェクト」だ。思い出深い楽曲でライブの口火を切ったカホリコは、同じく2014年リリースの「ハイタテキ!」を続けてパフォーマンスした。「朝のチャイムがなりました! 私たち、カホリコです!」と体をクロスさせるポーズを決めたカホリコは、「バタフライエフェクト」でのレコーディング初体験を振り返る。小林が先にレコーディングを終えて帰ろうとしたところ、「莉子ちゃんが緊張して歌えないから、一緒にブースの中に入ってて」とスタッフに引き止められ、小林はブース内でひたすら中山の生声をアカペラ状態で聴き続けていたという。

「かほりこ迷言クイズ」の様子。

「かほりこ迷言クイズ」の様子。[拡大]

「今回のライブは、カホリコらしい、おもしれーライブになっていますので」という中山の宣言から、2人は「きっとインフィニティー!」「でかどんでん」を披露。「きっとインフィニティー!」では曲中になぜか恐竜が登場するドタバタ劇で場内をなごませる。「バタフライエフェクト」のカップリング曲「アンコールの恋」では一転、切ない歌声を聴かせてカホリコらしい緩急を見せた。その後のトークコーナーでは、2人が10年の間に残した迷言フレーズを当て合う「かほりこ迷言クイズ」が行われ、2人は自分たちが過去に放った奇妙なフレーズの数々を振り返り解説を加えた。

“同期”西山恵美子(左)のピアノ演奏に乗せて歌うカホリコ。

“同期”西山恵美子(左)のピアノ演奏に乗せて歌うカホリコ。[拡大]

えびちゅう“同期”の中山莉子、西山恵美子、小林歌穂(左から)。

えびちゅう“同期”の中山莉子、西山恵美子、小林歌穂(左から)。[拡大]

ひとしきり盛り上がったのち、カホリコは2人の“同期”をゲストとしてステージに呼び込む。現れたのは、えびちゅうのボイストレーナーを務める“えみこ先生”こと西山恵美子だ。えびちゅうは2013年までボイストレーナーを固定していなかったが、ちょうどカホリコ転入直後にえみこ先生がレッスンを行ったところ、メンバーから「えみこ先生がいい」という声が上がり、以降現在に至るまでえみこ先生が固定のボイストレーナーとして関わり、秋の恒例ライブ「ちゅうおん」ではコーラスとしてライブに参加するなど、10年にわたって関係を深めている。カホリコは運び込まれたベンチに並んで腰掛け、えみこ先生の演奏するピアノに乗せて「星の数え方」と「PLAYBACK」の2曲を歌唱。自分のピアノ伴奏のみという状況に緊張していたえみこ先生は、同期3人でのパフォーマンスを終えるとホッとした様子で「楽しかった!」と満面の笑顔を見せた。

ウクレレ弾き語りで「日記」を歌うカホリコ。

ウクレレ弾き語りで「日記」を歌うカホリコ。[拡大]

「それみろ!カホリコ~レンコンと天丼から10年~」の様子。

「それみろ!カホリコ~レンコンと天丼から10年~」の様子。[拡大]

2人はそのままベンチに腰掛け、小林のウクレレの弾き語りで「日記」を披露。シンプルな演奏に2人のハーモニーが重なる。そして小林は「ぐらりぐら想い」、中山は「ペコペコリーヌ」と、2014年11月の「東西大学芸会2014『エビ中のおもちゃビッグガレージ』」で初披露されたソロ楽曲を順に歌った。ライブのクライマックスは、この10年の間に生まれたえびちゅう楽曲の中から、カホリコの魅力が味わえるフレーズでつなげた「おいしいとこメドレー」。「大漁恵比寿節」「感情電車」「制服“報連相”ファンク」「EBINOMICS」など10曲をつなぎ、最後の「Lon de Don」ではレンコンと天丼を彷彿とさせる手作りの顔はめパネルを持ち出し、武道館の「合同出発式」を再現した。すべてのパフォーマンスを終え、小林は「当時は10周年を迎えられるなんてビジョンもなくて。必死こいてやってたら10年経ってました。こう、のびのびとえびちゅうでいさせてもらえているのは、支えてくれるメンバーやスタッフさん、そしていつも元気と応援と愛情をたくさんくれる皆さんのおかげです」と感謝を述べる。中山は「加入当時はポンコツと呼ばれていた2人なんですが、歌穂ちゃんと同期として活動してきて、5年前あたりかな。『2人で10周年を迎えたい。それまでずっと一緒にいたいよね』って話していて。ここまで続けてこれたのは応援してくださる皆さんのおかげでもあるし、歌穂ちゃんがいたからだなって思います」と相方への感謝を伝え、2人で「大人になったねえ」としみじみつぶやいた。

「友情ラブレター」を歌うカホリコと過去のツーショット写真。

「友情ラブレター」を歌うカホリコと過去のツーショット写真。[拡大]

イラストでアンコールを促すカホリコ。

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「それみろ!カホリコ~レンコンと天丼から10年~」の様子。

「それみろ!カホリコ~レンコンと天丼から10年~」の様子。[拡大]

アンコールを求める「カホリコ」コールがホール内に鳴り響く中、暗転したステージ上のスクリーンに映像が流れ始める。その内容は、「カホリコが初めて一緒にごはんを食べたところ」というお題のもと、小林と中山が別々に出発して同じ場所にたどり着けるかを試す撮り下ろしのロケ映像。2人が無事同じ場所にたどり着き、絆の深さを証明したところで、アンコール曲「友情ラブレター」へ。スクリーンにはカホリコ10年間の歩みを感じられるツーショット写真が映され、2人の歌声が場内をほっこり温かく包んだ。カホリコはさらにもう1曲、「YELL」を元気いっぱいに歌ってステージを去ったが、スクリーンには「Wアンコールやりたいな~(小声)」と2人が自らアンコールを促す手描きイラストが。観客が大きなクラップを鳴らすと、カホリコは再度ステージに上がり、2人が感謝の思いをつづったメッセージをバックに「Anytime, Anyehere」を歌う。最後は2人の担当カラーである黄色と水色のテープが盛大に放たれ、カホリコらしいのどかなムードに満ちたライブは幕を閉じた。

セットリスト

私立恵比寿中学 カホリコ加入10周年ライブ「それみろ!カホリコ~レンコンと天丼から10年~」2024年9月14日(土)J:COMホール八王子

天丼とレンコン。

天丼とレンコン。[拡大]

01. バタフライエフェクト
02. ハイタテキ!
03. きっとインフィニティー!
04. でかどんでん
05. アンコールの恋
06. 星の数え方
07. PLAYBACK
08. 日記
09. ぐらりぐら想い / 小林歌穂
10. ペコペコリーヌ / 中山莉子
11. かほりこおいしいとこメドレー(大漁恵比寿節~オメカシ・フィーバー~青い青い星の名前~感情電車~ちがうの~あなたのダンスで騒がしい~SHAKE! SHAKE!~制服“報連相”ファンク~EBINOMICS~Lon de Don)
<アンコール>
12. 友情ラブレター
13. YELL
<ダブルアンコール>
14. Anytime, Anywhere

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