岩田剛典「死刑にいたる病」謎の男役で新境地「母親の面影がある」

本日5月7日に東京都内で映画「死刑にいたる病」の公開記念舞台挨拶が行われ、岩田剛典（EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE）が阿部サダヲ、岡田健史、白石和彌監督とともに出席した。

昨日5月6日より公開中の「死刑にいたる病」は櫛木理宇の同名小説を実写映画化したサイコサスペンス。連続殺人犯の榛村大和から冤罪証明を依頼された大学生の筧井雅也は、事件の真相を解明すべく奔走する。榛村を阿部が、雅也を岡田が演じる。岩田は、雅也の行く先々に現れる謎の男・金山一輝役で出演。金山は半顔が隠れるほどの長髪で、異様な雰囲気をまとったキャラクターだ。

岩田は「ロン毛から一新してバッサリ髪を切ってきました。映画を観た人から『岩田いたっけな』と反響がありました（笑）」と劇中での変貌ぶりについて言及。「これだけ長髪の役はなかったので新しいチャレンジでしたし、あと長髪にすると母親の面影があるんですよ」と明かした。改めて映画の感想を聞かれた岩田は「少し食欲がなくなりましたね。本当に見応えのある映画で……すごいものを観てしまったなって。阿部さんが演じた殺人鬼は邦画史に残るサイコキラーだと思います」と答えた。そんな岩田について白石監督は「普段はスーパースターですが、岩田さんがお芝居をしている姿を見て、どんな役でもできるんだろうなって。金山の役はホントに難しい役どころなのですが、思いきってお願いしてみました」とオファーの経緯を語り、「立ち姿がカッコよかったり、内なる色気が出ていたり、ホントに素敵な方だなと思いました」と岩田を絶賛した。

続いて登壇者たちは本作のタイトル「死刑にいたる病」にちなんで“病的”に好きなものや事柄をフリップで発表していく。阿部は「爪が顔」とフリップに書き、その詳細について「爪をじっと見てると顔に見えてきて。左手の薬指の爪を見ると天海祐希さんに見えてくるんです」と説明。岡田は「ホントですか？」と訝しげな表情を浮かべながら、自身の病的に好きなものについて料理と答えた。岩田は「爪の話には勝てないですね」と前置きしつつ、ベランダとグランピングをかけ合わせた「ベランピング」と回答。「ベランダでチルしてますね。たまに爪も眺めながら」と笑顔で話した。

最後に岩田は「この映画が公開されて本当にうれしく思います。撮影はコロナの真っ只中で、撮影が延期になったりして、『公開されるのかな』って不安もあったんですけど、これだけたくさんの方々に映画館に来ていただけたことが感慨深いです。本当に自信作です」と胸を張って本作をアピールし、ステージを去った。