超とき宣、初のアリーナ公演で感涙！360°ステージとトロッコで会場中に届けた“ときめき”

超ときめき▽宣伝部が5月29、30日に東京・アリーナ立川立飛でワンマンライブ「ときめき▽夏の晴れ舞台 2020-2021 ～はじまりのときめきパレード～」を開催した。

「ときめき▽夏の晴れ舞台」は超とき宣の夏の恒例行事として新たに始動したライブ。当初、初回である今回の公演は昨年8月に実施予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で一度中止になり、感染予防策を徹底したうえで9カ月越しに開催が実現した。メンバーは会場中央に設置されたセンターステージから360°全方位に向けてパフォーマンスを届けたほか、トロッコに乗ってアリーナ内を移動し、スタンド席にいる宣伝部員（超とき宣ファンの呼称）たちを楽しませた。この記事では2日間にわたって行われた計3公演のうち、ラストのPART3の模様をレポートする。

オープニングムービーの上映後、エレガントな新衣装に身を包んだ超とき宣はグループやライブのロゴが描かれた旗を振り、1列になって行進しながらステージへ。スモークが勢いよく噴出したのを合図に、「ライブハウス ホール アリーナ ドーム 私たちは でかい舞台 めざしてく」という歌詞で始まる「音速アドベンチャー」で「ときめき▽夏の晴れ舞台」の幕を開けた。さらに彼女たちはオメでたい頭でなにより提供のライブの人気曲「お届け！デリバリースター」や、アッパーチューン「一方通行、恋の罠」を畳みかけるように披露。パフォーマンスする方向を目まぐるしく変えたり、6人で円を描いて歌ったり、センターステージから飛び出して客席後方まで笑顔を振りまいたりと、通常のライブとは異なる多彩なステージングを繰り広げた。

最初のMCでは“部長”の辻野かなみが本公演のチケットがソールドアウトしたことをテンション高く報告する。盛大な拍手を浴びた超とき宣は1人ずつ元気よく自己紹介したのち、エクササイズをテーマにした振り付けが特徴の「恋のシェイプアップ▽」や夏の失恋ソング「7月のサイダー」を立て続けにパフォーマンスし、宣伝部員の気持ちをより一層高ぶらせた。

ライブ後半では衣装のジャケット部分を脱ぎ、紫の大きなリボンを付けてさわやかな装いになった6人が、バルーンでポップに彩られたトロッコに乗って宣伝部員の近くへ。「ときめき▽夏の晴れ舞台」で初披露となった新曲「愛Song!」をはじめ、「きみに夢中ガール」などのキュートで明るい雰囲気のナンバーを歌唱し、客席に向かって手を振ったり、手でハートマークを作ったりして会場の隅々まで“ときめき”を届けていった。ラストスパートでも力強く拳を突き上げるエモーショナルな1曲「むてきのうた」、「すき」というフレーズが計114回登場する歌詞や手でハートを作るキュートなダンスがTikTok上でブームになっている「すきっ！～超ver～」などがトロッコの上から披露される。そしてメンバーは坂井仁香の伸びやかなアカペラでスタートした「エンドレス」の途中にセンターステージへと降り、再びエネルギッシュなダンスパフォーマンスを展開。そのままの勢いで「青春ハートシェイカー」を響かせて会場を盛り上げ、宣伝部員の前から立ち去った。

アンコールではSE「Choverture」が流れたのち、超とき宣がトロッコに乗って再登場。宣伝部員とのコミュニケーションを笑顔いっぱい楽しみつつ、甘酸っぱい恋のナンバーである「初恋サイクリング」「遠くであがる花火 二人ならんで見てた」を歌い上げた。その後、メンバーはトロッコに乗ったまま1人ひとり順番にライブの感想を語り始める。辻野は「まさかチケットがソールドアウトできると思ってなかったから……本当にうれしくて。こんなにたくさんの人に観てもらえるグループに少しずつなれているのかなと実感しました。これからも皆さんに必要とされる存在になれるように精一杯がんばっていくので、付いてきてくれたらうれしいです」と目に涙を浮かべながら感謝の気持ちを述べた。

吉川ひよりも感極まった表情を浮かべつつ、「アリーナのリハーサルはものすごく大変で、頭の中がこんがらがることがたくさんあって不安でいっぱいだったんですよ。でも、みんなの笑顔を見たら『あっ、これいけるわ』と自信があふれてきて、みんなの力ってすごいなと思いました」と宣伝部員に向けて挨拶。「とき宣ってすごくたくさんの魅力であふれてるアイドルだと思うんですよ。1人ひとりが本当に宣伝部員さんのことが大好きだし、感謝してるし……なんか、アイドルっていいよね。みんなの近くに行って笑顔を見たりしたら、『がんばってよかった』と思ったし、みんなへの大好きな気持ちがあふれてきて。もっともっと大きい会場で、もっともっといっぱいの笑顔を見たいと思いました」と涙ながらに自身の思いを言葉にする。この吉川の言葉を受け、坂井が「みんな、これからもアイドル楽しもうね！ とき宣楽しもうね！」と弾けるような笑顔でメンバーに呼びかけると、場内は盛大な拍手の音と温かい空気で包まれた。

そして、それぞれ挨拶を終えた超とき宣がアリーナ公演のラストナンバーとして歌ったのは、宣伝部員への思いを込めたナンバー「SHIBUYA TSUTAYA前で待ち合わせね！」。トロッコでアリーナを一周した6人は次回のライブで“待ち合わせ”することを宣伝部員と誓い合い、会場に感動的な余韻を残して「ときめき▽夏の晴れ舞台」の初回を締めくくった。

なお、この公演で初披露された新曲「愛song!」は6月23日に各音楽配信サイトおよびストリーミングサービスにて配信リリースされる。また8月からはZeppツアー「みんなをすきっ！にさせるハートロックオンZepp Tour 2021」が開催され、9月にはミニアルバム（タイトル未定）が発売される。オフィシャルファンクラブ「超ときめき▽宣伝本部」では6月6日23:59までZeppツアーのチケットの先行予約を受付中。