この日はゲストとして
藍坊主は「螺旋」からライブをスタートさせ、アグレッシブな「虫の勾配」、鍵盤の音色が印象的な「ジムノペディック」など新旧織り交ぜた楽曲をパワフルにプレイしていく。田中ユウイチ(G)はCDショップに行くとCD棚の「藍坊主」の隣が「赤い公園」だったことから彼女たちが気になる存在だったと言い、藤森真一(B)は「赤い公園が藍坊主を好きでいてくれてるらしい」とうれしそうに話した。そして藤森の「彼女たちがよく聴いてたときにやっていたと思われる曲をやります」という言葉から、バンドは2005年にリリースした「スプーン」を披露。ラストナンバーの「ホタル」では伸びやかなhozzy(Vo)のボーカルとドラマチックなメロディで観客を魅了した。
赤い公園は佐藤千明(Vo)の「お前ら全員、まとめてかかってこいやー!」という煽りを合図に「絶対的な関係」を投下。序盤から攻撃的なサウンドで会場の温度を上昇させていく。佐藤はMCで「2年ぶりの自主企画に参戦してくださってありがとうございます。今日はかねてからただの大ファンであったバンドさんを呼んでこんなに素敵な日を迎えることができました」と喜びを語る。そして「我々のこの愛をどう伝えようかって、頭が痛くなるくらいずっと考えて出た答えがカバーだったんです」と話し、4人は藍坊主「テールランプ」をうれしそうに笑顔で演奏した。続くクリープハイプ「社会の窓」のカバーでは佐藤がハーモニカをプレイしたほか、原曲で尾崎が「余計なお世話だよ」とシャウトする箇所を「余計なお世話だピョン」とキュートに決める。また演奏後に4人が後ろを向くと背中には「小川」と書かれた紙が。佐藤は「みんな、それぞれのパートのメンバーの名前を背負うと思ったでしょ? みんながみんな『(クリープハイプのギター)小川(幸慈)』なんだな(笑)」と説明し、自主企画イベントらしい遊び心を見せた。
そして藤本ひかり(B)が「盛り上がったところで静かな曲を続けたいと思います」と話し、バンドは津野米咲(G)の鍵盤から始まる「交信」、ダイナミックな「風が知ってる」と続ける。佐藤が「とっても幸せな気分で歌いました」と感想を述べ、本編ラストナンバー「ふやける」へ。4人は感情を吐き出すような重厚なサウンドで、オーディエンスを惹きつける。藤本はサイドのスピーカーに登り、津野はギターをフロアに投げ入れ、メンバーは轟音のノイズと余韻を残したままステージを後にした。
アンコールで再び登場した4人は新曲「108」を初披露。歌川菜穂(Dr)と藤本が繰り出すトリッキーなリズムが印象的なダンスナンバーに、ファンは体を揺らしながら聴き入った。そして最後に披露されたのは「きっかけ」。サンプリングされたノイズと津野の繰り出す鍵盤の音色が幻想的なムードを作り出しかと思えば、津野がギターに持ち替えた中盤から曲は一気に轟音に。佐藤が轟音に対抗するように声を張り歌い上げ、バンドは2年ぶりの自主企画イベントの幕を閉じた。
赤い公園「~赤鬼 VS 藍鬼 VS 栗鬼~」
2014年3月27日 LIQUIDROOM ebisu セットリスト
01. 絶対的な関係
02. ひつじ屋さん
03. 今更
04. テールランプ(藍坊主のカバー)
05. 社会の窓(クリープハイプのカバー)
06. 交信
07. 風が知ってる
08. ふやける
<アンコール>
09. 108
10. きっかけ
リンク
- 赤い公園
- 藍坊主 公式サイト
- クリープハイプ Official web site
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ヒーリン @healin_mcpt
記事来てた、このライブは本当に楽しかった。 ・ナタリー - 赤い公園、2年ぶり自主企画で“藍鬼”“栗鬼”カバーも http://t.co/kv01SnyHr4