Netflixシリーズ「君に届け」や連続テレビ小説「らんまん」の
“片思い”をテーマとした同作は、ファッション誌・smooch編集部に勤めている安藤まみこを主人公に据えたガールズムービー。彼女は3年以上、エンジニアの田代爽一に片思いをしていながら、心の空白を埋めるように宮岡陸という男性と定期的にデートをしていた。「恋愛に支配されすぎて何もかも考えすぎなんじゃないか?」と諭す友人の言葉や、要領よく生きている後輩たちの存在に苦しめられるまみこ。劇中では、田代と何度会っても脈を感じないが、あきらめられない彼女の物語がつづられる。
キャストオーディションの総応募数が200を超えた同作。まみこ役の中村は「片想いってかなり苦しくて、でもどうしようもなく愛おしくって、その人の存在ひとつで日常の色が変わる」「この映画が、恋に振り回されている誰かの心の味方になれたら嬉しいです」と語った。増澤と黄身子によるメッセージは後掲の通り。なお映画監督の
「パンジーな私にハッピーエンドを。」は2026年内の完成、2027年の公開を目指している。
中村里帆 コメント
10代の頃からご縁のある増澤監督。
監督と呼ぶのが少し照れくさいくらい、私にとっては数少ない、友達になれたお姉さんです。
人生相談をすると、りりこさんにしか出せない言葉の温度でいつもそっと視点を変えてくれました。
黄身子さんは先日ご一緒した際、言葉の選び方ひとつひとつに知性と優しさが滲んでいて、もっと心を預けてみたいと素直に思いました。
そんなお二人が丁寧に紡いだこの物語と向き合える時間が、本当に幸せでたまりません!
片想いってかなり苦しくて、でもどうしようもなく愛おしくって、その人の存在ひとつで日常の色が変わる。
だけど実際はキラキラしている時間よりも、ぐちゃぐちゃして、どんより曇った時間の方が圧倒的に長くて。
でもその不器用な時間が、世界の見え方を変えてしまう力を持っているんだなと、この脚本を読んで感じました。
この映画が、恋に振り回されている誰かの心の味方になれたら嬉しいです。
まみこに今の私の全てを注いで!
素敵なスタッフの皆さま、キャストの皆さまと力を合わせて創っていきたいと思います。
増澤璃凛子 コメント
他の誰かの愛し方を忘れたので、映画を作ろうと思いました。
大人になって、片想いをした事がある人なら知っている。
ダイバーシティな価値観が広がるこの社会に溶け込む中で、
片想いという一人相撲な恋愛感情は、実際かなり気まずい存在である。
どうしても無視出来ない感情を持ったまま、歳をとっていく。時々恐怖を感じながら。
シングルである理由を人から問われ、不毛なインタビューを受け続ける日々。
一見、恋愛感情もあって異性愛者で性的マジョリティに属している私達。
なのになぜか私達は、どうもなんだか生き辛い。
そんな想いを抱えている人を照らすヒロインを生み出し、この物語を企画します。
黄身子 コメント
ラブストーリーに夢をみたあと、自分の物語を振り返って落ち込んでしまう気持ちは、
きっと多くの方にとって身に覚えがあるのではないでしょうか。
この世界ではたくさんの人が正しく実る「運命の恋」を探していて、
それに比べて叶わぬ片思いは馬鹿で滑稽で若いものとして、上書きされ忘れられていく。
だけどその涙に費やした日々もまた美しく、私たちを強くする尊いものと思います。
この気持ちがどこに行き着くのかもわからないまま、信じ願いながら立ち止まっている、
そんなたくさんの私たちの側にいてくれる物語を作りたいと願って書きました。
加藤綾佳(映画監督)コメント
増澤監督より本作についてお知らせいただいた際、“「おんなのこきらい」に共感と憧れを抱きながら生きてきたらー”という前置きを頂戴し、こっそり涙ぐみそうになりながら企画書を拝読しました。
誰かはわからない誰かに届きますように、と当時のわたしが映画を撮ったこと、それが誰かに届いたこと…。
バトンは受け継がれていくはず。というか、受け継がれてほしい!のです。
だから、「パンジーな私にハッピーエンドを。」が新たなガールズムービーとして、誰かに、あなたに届きますように。
大声で「思うことがあったの! それを映画にしようと思ったの!」って、まずはその気持ちだけで映画は生まれていいはずだから。むしろ、それって最高じゃん?って思うから。
ふくだももこ(映画監督 / 小説家)コメント
リリコマスザワと私の関係は、俳優と監督というよりリアリティショーウォッチャー仲間だ。
毎週配信される、ありとあらゆるリアリティショーについてあーだこーだとやりとりを重ねて、直接会った回数は多くないけど、気付けばずっと連絡を取り合ってる変な友達。
そんなリリマスからある日「脚本を読んでくれませんか?」と連絡が来て、電車の中で一気に読んだ。
読み終わってすぐに電話して「めっちゃおもしろかったから、絶対リリマスが監督したほうがいい」と言った。
本当は私に監督を頼んでくれる予定だったのかもしれないけど、リリマスにしか書けない脚本で、感情で、リリマスだけが撮るべき映画だと思った。
それからリリマスは、バチェラーやらオフラインラブやら今日好きの話の合間に、映画の進捗状況を教えてくれるようになった。
この映画を撮るためにリリマスは初めて短編映画を撮って、資金を集めて、仲間を作って、リアリティショーも欠かさず見て、本当にすごいよ。
あー待ち遠しい、早く観たい。
いけいけまみこ!
いけいけリリマス!
中村里帆 @nkmrrh_official
最高に嬉しいお知らせです🫶 https://t.co/zDDYQvlkX4