TBSホールディングス傘下の海外戦略スタジオであるTHE SEVENが、韓国のVFXスタジオであるM83と、VFX戦略的パートナーシップ契約を締結。アジア発のハイクオリティVFX映像コンテンツをグローバル市場へ展開するための強力な制作体制構築を目的としている。
これまでにNetflixシリーズ「今際の国のアリス」のシーズン3や「幽☆遊☆白書」などを手がけてきたTHE SEVEN。今後もNetflixで配信される山田孝之主演の「国民クイズ」や役所広司主演の「俺のこと、なんか言ってた?」、TBSとU-NEXTでの公開を控える山田裕貴主演の「ちるらん 新撰組鎮魂歌」など注目作が目白押しなスタジオとして注目を集めている。
2020年に設立されたM83は、VFX制作の技術力を基盤に、映像コンテンツ産業の各分野でキャリアを積んだスペシャリストが集結した総合コンテンツグループ。代表作にはtvNドラマシリーズ「ヴィンチェンツォ」、Netflixシリーズ「Sweet Home -俺と世界の絶望-」、映画「スペース・スウィーパーズ」「大洪水」などがある。
両社は最高品質のVFXを実現するための「VFX制作における優先的かつ包括的な連携」、両社の技術力を結集した「技術・ワークフローの共同研究開発(R&D)」、国際共同制作を強化する「グローバル市場への共同進出」という3つの取り組みを推進していくという。YouTubeでは両社が手がけてきた代表作をまとめたVFXショーリールが公開中だ。
各社の関係者によるコメントは以下の通り。
THE SEVEN×M83、VFXショーリール
瀬戸口克陽(THE SEVEN代表取締役社長)コメント
世界中の視聴者を熱狂させるコンテンツを作るためには、国境を超えた才能の掛け合わせが必要不可欠です。韓国映像業界の進化を技術面で牽引してきたトップランナーであるM83とパートナーシップを結べることを、大変嬉しく思います。彼らの持つ圧倒的なVFX技術と、我々THE SEVENのVFXを駆使したストーリーテリングおよびプロデュース力が融合することで、まだ誰も見たことのないエンターテインメント体験を世界へ届けていけると確信しています。今後の両社のプロジェクトにぜひご期待ください。
赤羽智史(THE SEVENチーフVFXオフィサー)コメント
これまで数々のハイエンド作品に携わる中で、M83が生み出すクリエイティブの質の高さと、新しい技術への飽くなき探求心には常に敬意を抱いておりました。VFXは今や、制作の“仕上げ”ではなく、企画の根幹を支える“土台”です。M83という強力なパートナーと共に、プリプロダクションの段階から技術と演出を密接に連携させることで、効率的かつ爆発力のある映像表現が可能になります。日韓のクリエイティブの化学反応を、私自身も非常に楽しみにしています。
チョン・ソンジン(M83 CEO)コメント
日本のコンテンツ産業と技術は、世界的に実証されたIP競争力の上に、長年にわたり蓄積してきた企画力と緻密さ、そして制作現場を完璧に回すシステムが結びつき、世界が信頼する基準を築いてきました。THE SEVENは、その強みを最も革新的かつ熟練した方法で具現化するスタジオであり、作品の完成度を通じて実力を証明してきた競争力あるパートナーです。
今回のパートナーシップは、日韓の底力を持つ企業が出会い、それぞれが培ってきた制作哲学と技術を、もう一段階緻密に結び付けることで、単なる協業を超えてシナジーがより一層高まる契機になると確信しています。
日本と韓国の強みを融合したハイエンドな制作体制と技術力で、私たちの底力を成果として証明し、グローバル市場で“アジア”の名が通用する新たな成功モデルを、THE SEVENとともに創り上げていきます。
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最高品質のVFX実現へ、TBS傘下のTHE SEVENが韓国の「M83」とパートナーに
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