75歳で商業映画監督デビュー、高齢夫婦が主人公の“シニア・ノワール”作品が2月公開

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75歳にして初めて長編監督に挑んだ司慎一郎の商業映画デビュー作「枯れ木に銃弾」が、2月20日より東京・シモキタ - エキマエ - シネマ「K2」ほか全国で順次公開されることが決定。あわせてメインビジュアルと場面写真も到着した。

「枯れ木に銃弾」ポスタービジュアル

「枯れ木に銃弾」ポスタービジュアル [高画質で見る]

本作は、東京の下町で静かな老後を送る高齢夫婦を中心に据えた物語。74歳の喜一郎と62歳の妻・あかねは、治療費で貯金を失い、社会からの冷遇と生活困窮に苦しんでいた。彼らは最後の希望として、亡き父から受け継いだ猟銃を手に富裕層の家を襲撃するが、計画は思わぬ惨劇へ。逃亡の末にたどり着いた銭湯で、喜一郎とあかねは“最後の選択”を迫られる。鷲田五郎が喜一郎、田所ちさがあかねを演じたほか、板橋春樹松原怜香佐々木穂高中野歩野村啓介安部一希辻夏樹冬由も出演した。

「枯れ木に銃弾」場面写真

「枯れ木に銃弾」場面写真 [高画質で見る]

司は、かつて映画監督を志しながらも家庭の事情で夢を断念した経験を持つ。一般企業に就職し、数々の試練を乗り越え経営者として成功を収めた彼は、人生の終盤に差し掛かり「本当にやり残したことは何か?」という問いに立ち返ったという。その答えとして浮かび上がってきたのは、家族や仲間への感謝と、がむしゃらに働いてきたにもかかわらず社会から排除されることへの怒り。その相反する感情から映画を作り上げた司は、本作を単なる犯罪劇ではなく“シニア・ノワール”と位置付けている。

「枯れ木に銃弾」場面写真

「枯れ木に銃弾」場面写真 [高画質で見る]

このたび解禁されたメインビジュアルには、返り血を浴びたあかねと拳銃を構える喜一郎の姿、「普通に生きてきた──昨日までは」というコピーが収められた。なお「枯れ木に銃弾」の配給はスウィムインユニバースが担当する。

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©ビジョンワン

読者の反応

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Ghost Mind @Ghost_Zima

@eiga_natalie 75歳での長編監督デビューというだけで胸熱なのに、テーマが「シニアノワール」って渋すぎる…!長年ビジネスに携わりながら映画の夢を諦めきれず、ついにこの年齢で初監督とは、どれだけの情熱と覚悟があったのかと思うと尊敬しかないです。

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