東映京都撮影所と劇団前進座をテーマにした展示、調布の「シネマフェスティバル」内で

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2月6日から東京・調布で開催される「映画のまち調布 シネマフェスティバル2026」内にて、映画資料の展示「天下御免!東映京都撮影所物語/劇団前進座の映画史」が実施される。これは東映京都撮影所が協力した、国立映画アーカイブの「令和7年度アーカイブ中核拠点形成モデル事業」の一環として行われるものだ。

中村錦之助が主演し、内田吐夢が監督を務めた「宮本武蔵」シリーズで使用された題字(木彫板)

中村錦之助が主演し、内田吐夢が監督を務めた「宮本武蔵」シリーズで使用された題字(木彫板)

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本展示は、第1部で「東映京都撮影所」、第2部で「劇団前進座」をテーマとする2部構成。1951年の創設以来、時代劇や任侠作品などさまざまな映画やテレビドラマを世に送り出した東映京都撮影所の歴史が紹介されるほか、1933年から映画製作に臨み、山中貞雄溝口健二らの作品、独立プロダクションによる社会派作品などを生み出した劇団前進座の歴史を貴重な映画資料でたどることができる。

松田定次が監督を務めた1961年製作の映画「赤穂浪士」の写真アルバム

松田定次が監督を務めた1961年製作の映画「赤穂浪士」の写真アルバム [高画質で見る]

第1部の展示では中村錦之助が主演し内田吐夢が監督を務めた「宮本武蔵」シリーズで使用された木彫板の題字や、東映京都撮影所の美術部や衣裳部が遺した美術スケッチや衣裳写真、沢島忠旧蔵の台本やアルバムが並んだ。第2部では前進座製作映画の製作資料や宣伝資料、山中貞雄の出征時に黒澤明ら映画人が書いた寄せ書きなどが紹介される。

東映京都撮影所長の小嶋雄嗣は「この展示を通じて、太秦が紡いできた百年の歴史と、未来へ続く映画製作への熱い想いを感じていただければ幸いです」とコメントした。

国立映画アーカイブ「令和7年度アーカイブ中核拠点形成モデル事業」展示「天下御免!東映京都撮影所物語/劇団前進座の映画史」展示概要

開催日時・場所

2026年2月6日(金)~3月1日(日)10:00~19:00 東京都 調布市文化会館たづくり 2階北ギャラリー
※2月14日(土)~17日(火)の休館日除く

料金

無料

小嶋雄嗣(東映京都撮影所長)コメント

この度は、国立映画アーカイブ主催の展示において、私たち東映京都撮影所が長きにわたり大切に保管してきた資料を展示いただけることを、大変光栄に存じます。
2026年は阪妻プロが太秦に撮影所を創設してから100年となる「太秦100年」の記念すべき年です。この太秦の地で東映京都は創立以来、お客様に感動を届けるべく時代劇を中心とした多くの作品をひたむきに作り続けてまいりました。
今回皆様にご覧いただく「赤穂浪士」や「宮本武蔵」といった古き良き日本映画の歴史を感じさせる資料には、当時の職人や俳優たちの魂が宿り、映画製作に懸ける並々ならぬ情熱を今に伝えていると確信しております。
この情熱は現在も途切れることなく受け継がれており、会期中の2026年2月27日には太秦の技術と心意気が詰まった最新時代劇「木挽町のあだ討ち」も公開されます。
この展示を通じて、太秦が紡いできた百年の歴史と、未来へ続く映画製作への熱い想いを感じていただければ幸いです。

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Prince Chinedu @1sprincechinedu

@eiga_natalie :
東映京都撮影所と前進座の展示楽しみ!調布シネフェス行きたい✨ #調布シネフェス https://t.co/HAYW1XJMkf

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