人生をあきらめかけた教師とペンギンの奇妙な同居生活、実話をもとにした映画公開

「フル・モンティ」のピーター・カッタネオが監督を務めた実話にもとづく映画「ペンギン・レッスン」が、12月5日に東京・新宿ピカデリー、TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開。あわせてポスタービジュアルと予告編が解禁された。

本作は、実在の教師トム・ミシェルによる回顧録「人生を変えてくれたペンギン 海辺で君を見つけた日」をもとにした物語。1970年代の軍事政権下のアルゼンチンを舞台に、希望を見失いかけていたイギリス人の英語教師トムと、重油にまみれた瀕死のペンギンの出会いがつづられる。

名門寄宿学校へと赴任してきたトムは、混乱する社会と手強い生徒たちに直面する中、旅先で出会った女性とともに重油まみれのペンギンを救う。しかし女性に振られ、残されたのは1羽のペンギンだけ。やがてサルバトールと名付けたそのペンギンとの奇妙な同居生活が始まり、不器用ながらも少しずつ心を通わせていくうちに、トムは生きる喜びを取り戻していく。

「ロスト・キング 500年越しの運命」のスティーヴ・クーガンがトム役、「2人のローマ教皇」のジョナサン・プライスが校長役で出演したほか、ヴィヴィアン・エル・ジャバー、ビョルン・グスタフソン、アルフォンシーナ・カロッチオ、デイヴィッド・エレロも共演。「あなたを抱きしめる日まで」でクーガンとともに脚本を手がけたジェフ・ポープが本作の脚本を執筆した。ペンギンのフアン・サルバドール役は、主に2羽のマゼランペンギンが担当している。

予告編はYouTubeで公開中。ポスタービジュアルには「人生を諦めた英語教師、なぜか？ペンギンと同居中」というキャッチコピーと、「助けるつもりは…なかったのに!?」というセリフが添えられ、ペンギンとの関係性が伝わるコミカルで温かな仕上がりとなった。

映画「ペンギン・レッスン」予告編