大阪・岸和田市で300年以上続く伝統行事「岸和田だんじり祭」を題材にした映画「バッコン!」が、9月8日より大阪のユナイテッド・シネマ岸和田にて先行公開決定。「純平、考え直せ」「無頼」で知られる大阪出身の
本作の主人公は、岸和田市大澤町の地車祭(だんじり祭)を心の支えに育ちながら、祭の事故で父親を亡くした女性・谷口夢見だ。二度と祭に関わりたくないと思っていた夢見は逃げるように上京し、新聞社に勤めていた。ある日、祖父の訃報で久しぶりに帰郷すると、地元がだんじりの参加を取りやめたことを知る。「それでええんか!」と強烈に違和感を覚えた彼女は、地元の青年団と一緒にだんじり祭に参加しようと奔走するのだった。
企画・監督は「森の中のレストラン」で知られ、実際に岸和田だんじり祭に参加して育った岸和田市出身の
柳は「『物語と同様に、だんじり祭りが幕を閉じた大澤町で、だんじりの映画を作る』そう聞いた時にやろうと決めました。私がその場に溶け込み、祭りに奮闘する事ができたのは、町の皆さんのおかげです。町の皆と牽いた山車はとても重く、1人では到底成し得ない事を成し遂げた気持ちになりました。この映画を通して皆で最後の祭りができ、すごく幸せです」と語っている。泉原によるコメントも以下の通り。
映画「バッコン!」は予告編がYouTubeで公開中。
柳ゆり菜 コメント
大阪出身の私にとってだんじり祭りはとても身近な存在でした。「物語と同様に、だんじり祭りが幕を閉じた大澤町で、だんじりの映画を作る」そう聞いた時にやろうと決めました。私がその場に溶け込み、祭りに奮闘する事ができたのは、町の皆さんのおかげです。町の皆と牽いた山車はとても重く、1人では到底成し得ない事を成し遂げた気持ちになりました。この映画を通して皆で最後の祭りができ、すごく幸せです。対面でのコミュニティを持つ機会が無くなりつつある現代に、人々が集まり一つの物事を成し遂げるという体験にはとても価値があると思うので、今この映画を公開できる事を嬉しく思います。
泉原航一 コメント
「だんじり祭りが途絶えてしまった町がある」──そんな記事を目にしたことが、本作を制作するきっかけとなりました。映画という手段で、何かできることはないだろうか。その想いから脚本を書き始め、実際に祭りが終了してしまった地域の方々にお話を伺いながら、物語を丁寧に紡いでいきました。そして、大澤町との奇跡的なご縁により、本作の撮影が実現し、無事に完成へと至りました。今、全国各地で「祭」という文化が姿を消しつつあります。その現状に対し、本作が一石を投じるような作品になればと願っております。岸和田のだんじり祭りを知っている方も、初めて触れる方も、この映画をご覧いただくことで、まるで自らが祭りに参加しているかのような熱気と感動を感じていただけたら幸いです。
映画「バッコン!」予告編
柳ゆり菜の映画作品
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岸和田だんじり祭が題材の映画「バッコン!」大阪で先行公開、主演は柳ゆり菜 https://t.co/JXy2HfGPIx