映画「
スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を担った「ジュラシック・ワールド/復活の大地」は、かつてジュラシック・パークの研究施設が存在した島を舞台としたシリーズ最新作。スカーレット・ヨハンソン演じる特殊工作員ゾーラ・ベネットが、薬品開発に必要な“3大恐竜のDNA”を確保する極秘任務に挑む。
8回目の来日となるエドワーズは「こんにちは」と挨拶し、「日本が昔から大好き。『GODZILLA ゴジラ』も監督しました。大きな怪獣が人を食べる……そんな“発祥の地で”でこの映画を上映できるのは夢が叶った気持ち」と笑顔。一方、初来日を果たしたコープも「小さい頃、東宝のロゴを見るとワクワクしました。この作品とともに東京に来られて本当にうれしいです」と感慨深げに語った。
途中からはゾーラ役の松本、テレサ・デルガド役の吉川、ダンカン・キンケイド役の楠も登場。日本語吹替版を一部鑑賞したというエドワーズは「続編では、スカーレット・ヨハンソンらキャストを一新するかも(笑)。あとで楽屋で名刺交換して、エージェンシーを紹介してください」とジョークを飛ばす。コープは「吹替は技術ではなく芸術。見事な表現力でした」とリスペクトを込めて感想を述べた。
吹替キャストによる質問コーナーでは、最初に松本が「ハリウッドを代表するキャストたちとの共同作業はどうでしたか?」と尋ねる。エドワーズは「とても親密なチームでした」と切り出し、「本物のジャングルや滝、沼でのロケも多く、水に浸かりっぱなしの撮影もありました。トイレに行くだけで往復30分。沼で撮影したときは、誰もトイレに行かなかった(笑)。僕がカメラを持って入ると、なんだか水が温かくて……とても親密になりました(笑)」とユーモラスに振り返る。また吉川からは、新作の恐竜選びに関する質問が。コープは「観客の期待はときに矛盾します。新しさを求めつつ、『あの恐竜もまた見たい』と。人間の配役と同じように、どれがクールでかっこよく、そしてまだ誰も見たことのないかを基準に考えています」と苦労を明かした。
続いて楠の「影響を受けた日本作品はありますか?」との問いに、コープは即座に「黒澤明」と回答。「映画界のシェイクスピア。彼から影響を受けていない映画作家はいないと思う」と述べ、さらに「家族の描き方では小津安二郎、最近では『ゴジラ-1.0』にも大きな刺激を受けた」と熱く語る。エドワーズは「日本に来るたびに、SF映画の世界に来たような気分になります。アメリカと日本はお互いに影響し合っている。とても強い文化的な絆があると思います」と続けた。
終盤には、吹替キャストから来日ゲストに“名前入り法被”のプレゼントが。松本と吉川が法被を着せると、エドワーズは「日本人になったみたい」と満面の笑み。楠が「日本語で法被というんです。ハッピー!」と投げかけると、エドワーズは「ベリーハッピー!」と返し、会場は和やかな雰囲気に包まれる。
さらにヒットを祈願し、巨大絵馬に願い事を書く演出も。コープは映画のセリフから「LIFE FINDS A WAY(生命は道を見つける)」を引用。一方のエドワーズは「65MILLION YEARS」に線を引いて「YEN」と書き変え、「恐竜が生きていたのは6500年前だったんですけど、わざと6500万円にしました。でも、それってそんなに大きい数字じゃないので……」と言って再びペンを手にする。そして「OPENING DAY」と付け加え、「初日で6500万円(の興行収入)を目指します!」とちゃめっ気たっぷりに締めくくった。
「ジュラシック・ワールド/復活の大地」は8月8日より全国でロードショー。
トシ(トシスピアー) @yg_toshi
@eiga_natalie 若菜さん
ハリウッド映画に誘われないかな?