「プラトーン」「7月4日に生まれて」でアカデミー賞監督賞を受賞したストーンが本作のテーマに選んだのは、地球規模の課題である気候変動とエネルギー問題。アメリカの科学者ジョシュア・S・ゴールドスタインの著書「明るい未来」をもとに、原子力エネルギーの見直しを提言するドキュメンタリーを撮り上げた。経済成長により2050年までに現在の2倍から4倍のクリーン電力が必要とされる中、「今、人類が選ぶべきエネルギーとは何か」という命題を背負ったストーンが、自ら原子力発電所などに赴く。
解禁された予告編には「この最も強力な破壊力は 人類の恩恵になり得る」「石炭だって危険だ。核関連の死者数より多い」「すべては家族のため 子どもたちや次世代のため」など、さまざま立場の人々の意見が収められ、エネルギー需要にどう向き合うか問いかけている。
あわせてストーンのコメントも到着。ストーンは「私たちは転換すべきです──それも、早急に」と強調し、「人類が貧困から繁栄へと向かい、科学の力でますます高まるエネルギー需要を克服していく軌跡は、私の考えでは、現代における最も素晴らしい物語です」とつづった。なおコメントのフルバージョンはパンフレットに掲載される。
「未来への警鐘 原発を問う」は8月1日より東京の池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開。Blu-ray / DVDのリリースや配信は予定されていない。
ドキュメンタリー映画「未来への警鐘 原発を問う」予告編
オリヴァー・ストーン コメント
気候変動は、私たちにグローバルな共同体として、エネルギーを生み出す方法を新たに見直すことを強く迫っています。
では、二酸化炭素やメタンといった温室効果ガス、そして多くの国々で使われている石炭を大幅に削減しながら、何十億もの人々を貧困から救うにはどうすればよいのでしょう?
風力や太陽光発電のような“再生可能エネルギー”は確かにこの移行に貢献しますが、天気や地形によって制限されます。
私たちは転換すべきです──それも、早急に。
人類が貧困から繁栄へと向かい、科学の力でますます高まるエネルギー需要を克服していく軌跡は、私の考えでは、現代におけるもっとも素晴らしい物語です。
映画ナタリー @eiga_natalie
オリヴァー・ストーンがエネルギー問題に切り込む「未来への警鐘 原発を問う」予告編
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監督コメントも到着
「私たちは転換すべきです──それも、早急に」
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