俳優の
「あなたの知らない京都旅~1200年の物語~」は、さまざまな旅人が“いままで知らなかった京都”をより深掘りし、新たな魅力を発見する様子を捉えた番組。木村は築100年以上の町家長屋がそのまま残された東山区・あじき路地、1952年創業のおばんざいの老舗・ますだ、本人にとって“とっておきの場所”だという東福寺などを訪れた。
木村は「自分の好きなところへ行かせていただいたので、お仕事と言いながら楽しませていただきました(笑)」と撮影を振り返る。京都の魅力に関しては「昔からあるものを大切に守り育てつつ、新しいものも取り入れているところですね。東京の進化とは違う形で進化している街だと思います。街の景観も昔のものと新しいものが融合して、景観を壊すことなく居心地の良い空間を生み出している」と語った。
「あなたの知らない京都旅~1200年の物語~」木村多江 私だけの憩いの京都 ~路地・名刹・おばんざい~
BS朝日 2025年7月10日(木)21:00~21:54
木村多江 コメント
番組に出演した感想
自分の好きなところへ行かせていただいたので、お仕事と言いながら楽しませていただきました(笑)。旅行ではその都度違う場所に行くことになりがちですが、行ったことがある場所を再び訪れても新たな経験ができたり、そのときの自分と向き合うことができたので、まったく違う発見ができるものなんだと思いました。
京都の魅力
昔からあるものを大切に守り育てつつ、新しいものも取り入れているところですね。東京の進化とは違う形で進化している街だと思います。街の景観も昔のものと新しいものが融合して、景観を壊すことなく居心地の良い空間を生み出している。実際に京都を訪れたからこそ感じられる、東京とは違う魅力がありますね。
印象に残った場所
どこも素敵でしたが、あじき路地のような小さな路地からクリエイターさんたちが世界に作品を発信している、ということにワクワクしました。工芸品を手にした時に作っている人の込めた想いを感じて、私たちが私たちなりの工芸品の新しい物語を紡ぎ育てていくものだと感じました。
番組内で挑戦した切り絵について
私は器用なことができないんですが(笑)、改めて切り絵の面白さを発見しました。描くにしても切り絵にしてもやっぱり曲線がすごく美しい。花など自然のものは特に曲線が美しいんですが、なぜか私はカクカクとなってしまって(笑)。本物の美しさを形にするというのは本当に難しいと思いました。
番組撮影中の食事について
リポートしなくてはならないけれど、自分の好きな味はこういうお味なんだと思うとただ嬉しくて(笑)。リポートよりも自分の「おいしい!」という気持ちが先走る感覚を覚えました(笑)。皆さんに「おいしそう」と思って見ていただけるといいんですが……。
東福寺の魅力
東福寺のお庭よりも龍吟庵のお庭の方が削ぎ落とされて最後は無になる。全体を流れで見ていくと、作庭の仕方であったり、橋の作り方であったり、だんだん無に近づいて悟りに近づいていくという仏教の教えをいろいろなところに感じ、青もみじの自然などを通しても感じることができました。私自身、役者であり、妻であり、母であり、という肩書がありますが、そういうものをすべて削ぎ落として本当の自分はどうなのか?ということを問われているような気がして。また自分と向き合う時間になったと思いました。順番に見ていくと仏教の教え、人の本来の真理みたいなものを感じやすいかもしれないですね。
番組内で視聴者に楽しんでほしいポイント
すでに行ったことがある方も、行ったことがない方も実際に行ってみると新しい見方や想像を掻き立てられるものがたくさんあります。やっぱり想像するってすごく大事なことというか、想像をして楽しむ場所が多かったので、そんなところを見て感じていただければと思います。
また出演するとしたらどこへ行きたいか
修学旅行で初めて来たときにお寺さんをたくさんめぐってどういう意味があるの?と思っていたのですが、なぜか年齢を重ねていくとお寺さんに行くと心が洗われたり、新しい発見があったりするので、お寺さんはまた行きたいと思いました。そしておいしいものを食べさせていただきたいです(笑)。
おおきに京都 @ThanksKyoto
木村多江「あなたの知らない京都旅」に初登場、とっておきの場所は東福寺(コメントあり) https://t.co/3lf0LttRtd