オランダの映像作家ROSTOの遺作アニメーション「四つの悪夢」が公開決定

1

58

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 11 30
  • 17 シェア

2019年に死去したオランダの映像作家・芸術家ROSTO(ロスト)の遺作となる短編アニメーション4部作「THEE WRECKERS 四つの悪夢」が、追悼企画<存在証明>として8月16日より東京のシアター・イメージフォーラムで先行ロードショー。以後、全国で順次公開される。

「THEE WRECKERS 四つの悪夢」ポスタービジュアル

「THEE WRECKERS 四つの悪夢」ポスタービジュアル

大きなサイズで見る(全8件)

ROSTOが15年の歳月を掛けて制作した音楽アニメーション「THEE WRECKERS 四つの悪夢」。同作はROSTOが手がけた複合メディアプロジェクト「Mind My Gap」のスピンアウト作品として構想されたもので、かつて自身が参加していたパンクバンド・THEE WRECKERSを“黄泉の国から呼び戻す”というモチーフのもと展開される。

「THEE WRECKERS 四つの悪夢」の1編「No Place Like Home(うちが一番)」

「THEE WRECKERS 四つの悪夢」の1編「No Place Like Home(うちが一番)」[拡大]

「THEE WRECKERS 四つの悪夢」の1編「Lonely Bones(孤独な骨)」

「THEE WRECKERS 四つの悪夢」の1編「Lonely Bones(孤独な骨)」[拡大]

「No Place Like Home(うちが一番)」「Lonely Bones(孤独な骨)」「Splintertime(スプリンタータイム)」「Reruns(再生)」の4タイトルで構成され、各作品に個々のオリジナル楽曲、オリジナルのバンドメンバーが登場する。なお「THEE WRECKERS 四つの悪夢」は第1回新潟国際アニメーション映画祭コンペティション部門に選出され、審査委員長・押井守にその才能が認められて境界賞を受賞した。同作にまつわるドキュメンタリー「すべてが変わったようで、何も変わっちゃいない」も併映される。

ROSTO

ROSTO[拡大]

ROSTOは1990年代よりミュージックビデオ、短編映画、オンラインコンテンツなどジャンルを横断した創作活動を展開。2002年の「アングロビリー・フィーバーソンの興亡」、2005年の「ジョナ/トムベリー」は権威ある国際映画祭でも高く評価された。2011年の映画「ニクスの怪物」ではトム・ウェイツやテリー・ギリアムらとコラボレーションを実現させている。

なお本上映企画を手がけるのは、海外アニメーション配給を専門とするリスキットの新レーベル「Riskit Black Label」。同レーベルでは、これまでも「ユニコーン・ウォーズ」「アークエンジェル」など、国内未公開の実験的・芸術的アニメーション作品を紹介してきた。

上映にあわせてメインビジュアル、場面写真も到着。YouTubeでは予告編が公開中だ。

「THEE WRECKERS 四つの悪夢」予告編

映画作品情報

この記事の画像・動画(全8件)

読者の反応

  • 1

映画ナタリー @eiga_natalie

オランダの映像作家ROSTOの遺作アニメーション「四つの悪夢」が公開決定(予告編あり)
https://t.co/Vk0ewBlsjN

#四つの悪夢 https://t.co/JtgNGjS2xF

コメントを読む(1件)

ROSTOの映画作品

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 THEE WRECKERS 四つの悪夢 / ROSTO の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。