ROSTOは1990年代よりミュージックビデオ、短編映画、オンラインコンテンツなどジャンルを横断した創作活動を展開。2002年の「アングロビリー・フィーバーソンの興亡」、2005年の「ジョナ/トムベリー」は権威ある国際映画祭でも高く評価された。またROSTOは自身が参加していたパンクバンド“ジー・レッカーズ”をフィーチャーした音楽アニメーションの制作も始め、2008年から2018年にかけて4部作として発表。自身初の長編映画の開発に挑もうとしていたが、2019年に死去した。
ROSTOが5年を掛けて作った「ニクスの怪物」では、のどかな村ニクスに住む少年ウィーリーが、モンスターに連れ去られた祖母を探しに魔法の森に向かうさまが描かれる。小屋に引きこもっていたが森の案内人を買って出るレンジャー役をギリアム、どう見てもカラスだがツバメだと主張する不気味なバージル役をウェイツが担った。
なお本作にはROSTOによる複合メディアプロジェクト「Mind My Gap」でおなじみのキャラクター、トム・ベリー、ジャイアントことローリング・ヌーディスト、シュナーツルも登場する。「ミュージカルが大嫌い」と語っていたというROSTO自身が作曲を行い、大所帯で知られるメトロポール・オーケストラが演奏を担当した。
今回の追悼企画では、ジー・レッカーズをフィーチャーした4部作「
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テリー・ギリアム、トム・ウェイツが参加したミュージカルアニメ「ニクスの怪物」公開 https://t.co/95F9x11TX9