木村文乃が「連続ドラマW　I, KILL」に自信、田中樹の父も「絶対観る」

「連続ドラマW　I, KILL（アイキル）」の完成報告会が、本日5月15日に東京・WOWOW Labで行われ、キャストの木村文乃、田中樹（SixTONES）、田牧そら、メイン監督のヤング ポールが登壇した。

関ヶ原の合戦から35年後の日本を舞台にした本作。人を襲い、食らう化け物「群凶（Gun-kyou）」に囲まれた極限の世界の中で、血のつながらない娘・トキを守るために立ち向かう女性・お凛と、すべてを失い絶望しながらも自らの生い立ちを知るべく旅をする男・士郎の姿が描かれる。忍びであった過去を隠しながら生きるお凛を木村、人の意識を持ったまま群凶になってしまった“半群凶”の士郎を田中、トキを田牧が演じた。

オファーを受けた際の心境について、木村は「すごくうれしかったです。サバイバルやゾンビというジャンルが好きだったので、まさか自分がその世界に入れる日が来るなんて。お返事をする前に、自分がお凛だと思いながら脚本を読み進めました」と振り返る。WOWOWドラマ初出演にして、木村とダブル主演を務めた田中は「観る前から『これは必ず面白くなるだろう』と思わせるジャンルの掛け合わせ。なのに、これまで観たことないような作品になっています」と熱弁し、「予告編をチェックした父親から『お前が出てなくても、俺はこの作品を絶対に観る』と言われました（笑）」と明かした。

“推し群凶”を聞かれると、木村は「あまりにも現場の“群凶愛”が強くて、それぞれあだ名があるんです」と説明したうえで、「1人は女の子のキノコちゃん。群凶になったら朽ちていくだけ、それでも最後まで体からキノコが生えてくるんです。残ってる体からまた生命が生まれるということに、この世界から完全になくなるまで“生命の輪”から外れることはできないんだなって感じたんです」としみじみ答える。田中は「ヤスって呼んでるんですけど、特殊メイクのために朝4時入りだったらしくて、体が大きくて迫力のあって、作品に説得力を与えているなと思いました。もう1人はカズ。設定としては名もなき群凶なんですけど、とあるシーンでカズの頬に触れるシーンがあって、その瞬間に愛着が湧いてしまいました」と“群凶愛”をのぞかせた。

「もし群凶が現代に現れたら？」というトークテーマでは、田中が「そういうとき、タワマンに逃げるって明確に決めてるんです。電気が止まっているだろうからエレベーターも動かないし、居住者が多いから食料にも困らない。自分の家の近所に逃げるタワマンを決めてあります」と自信満々に答える。しかしヤング ポールからは「その発言って、ゾンビ映画で死ぬ人の前振りですよね」と苦笑混じりにツッコミが入る。続く木村の「至るところに防犯グッズを仕込む」という案も、ヤング ポールは「それも死ぬ人のテンプレなんですよ」とバッサリ。そんな流れを受けて、田牧が熟考の末に「……隠れようかな、机の下とか」とぽつりと口にすると、木村たちは「かくれんぼでもすぐ見つかるよ！」と総ツッコミで盛り上がった。

時代劇とサバイバルを組み合わせた巨編となる本作について、木村は「怖いものやグロいものが苦手という人も、人間の物語がベースになっているので気負いなく観ていただけたら」とアピール。田中も「怖がらせるためじゃないところが面白い。サバイバルスリラーが好きな方もスケール大きさに満足していただけると思います」と胸を張った。

全6話の「連続ドラマW　I, KILL」はWOWOWプライム、WOWOWオンデマンドで5月18日から放送・配信。ヤング ポールとともに服部大二が監督を務めた。なお現在、YouTubeでは期間限定で第1話が無料公開されている。

「連続ドラマW　I, KILL」第1話

連続ドラマW　I, KILL

WOWOWプライム、WOWOWオンデマンド 2025年5月18日（日）22:00 放送・配信スタート
※全6話
※第1話無料放送