小説家・
PR誌「ちくま」での連載と、角田の小説を映像化した韓国ドラマ「紙の月」についての書き下ろし原稿をまとめた同書。コロナ禍をきっかけに、なんとなく遠ざけていた韓国ドラマにハマった角田が、韓国ドラマの面白さや新しさ、俳優の魅力、脚本、なぜ世界で売れるのかをつづる。そしてドラマから見えてくる韓国の恋愛、友情、家族、食、教育、仕事、社会、歴史などにも触れた。なお本書内で角田は「韓国ドラマ韓国映画は、うつくしいもの、純粋なもの、いのちは救えなくてもたましいを救う何かを、ひたすらに信じている」と書いている。
また5月25日には、角田が登壇するイベントが東京・西荻のことビルで開催。「韓国映画から見る、激動の韓国近現代史」の著者で映画研究者・崔盛旭とトークを繰り広げる。会場参加チケットは売り切れだが、配信参加チケットはPeatixで販売中。
韓国ドラマ沼にハマってみたら
筑摩書房 2025年5月9日(金)発売
価格:税込1760円
目次
1 つれづれなるままに
2 恋愛ドラマの、恋愛以外
3 シーズン2を待ちながら
4 身の危険を感じるやめられなさ
5 アンチではないエイジング
6 何かしなければ何も変わらない
7 悪役が極悪であることに救われる
8 カルト宗教というジャンル
9 島の歴史と、今を生きる人たち
10 ヨンウとモクハが私を励ます
11 財閥というジャンル
12 過去の伝え方としての娯楽作品
13 過去の伝え方としての娯楽作品・2
14 「ハマる」とはこういうことか
15
16 私の好きなドラマ
17 韓国版「紙の月」あれこれ
付録 パンデミックと韓国ドラマ / ドラマの本気度と日常的啓蒙 / 本気度のシンクロ
同書で取り上げた主な作品
- トッケビ~君がくれた愛しい日々~(2016)
- 愛の不時着(2019)
- 梨泰院クラス(2020)
- その年、私たちは(2021)
- 二十五、二十一(2022)
- イカゲーム(2021)
- 地獄が呼んでいる(2021)
- SKYキャッスル~上流階級の妻たち~(2018)
- ナビレラ -それでも蝶は舞う-(2021)
- まぶしくて -私たちの輝く時間-(2019)
ペパーミント・キャンディー(1999) - D.P. -脱走兵追跡官-(2021)
悪魔を見た(2010) - ザ・グローリー ~輝かしき復讐~(2022)
- サバハ(2019)
- グリッチ -青い閃光の記憶-(2022)
- ホームタウン(2021)
- 私たちのブルース(2022)
チスル(2012) - ウ・ヨンウ弁護士は天才肌(2022)
- 無人島のディーバ(2023)
- 黄金の私の人生(2017)
- Mine(2021)
タクシー運転手 ~約束は海を越えて~(2017) 1987、ある闘いの真実(2017) - Pachinko パチンコ(2022)
- ミスター・サンシャイン(2018)
マイウェイ 12,000キロの真実(2011) シークレット・ミッション(2013) レッド・ファミリー(2013) 国際市場で逢いましょう(2014) シルミド/SILMIDO(2003) 力道山(2004) - 旋風(2024)
- 私の解放日誌(2022)
- 紙の月(2023)
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