オランダ映画「
フリーアナウンサー・俳優の宇垣は「娘にクライド役を求める母親なんて碌なもんじゃない。その母子関係が歪なのは事実だけど、それでもそこに特大の愛があったのも本当で。不器用で切なくてはちゃめちゃな2人の旅路、その日々のかけがえのなさを噛み締めた」と、映画批評家の児玉は「映画史上、もっとも愛くるしいボニーとクライド! かつて大切だった物をたくさん詰め込んでいたおもちゃ箱のような、いつかの未来の自分に贈りたい輝きをとじこめた宝石箱のような、そんな映画だった」と推薦。そのほか音楽ジャーナリスト・高橋芳朗、文筆家・伊藤亜和らのメッセージを後掲した。イラストはサイトウに加え、金井冬樹、MUCHIからも寄せられている。
「KIDDO キドー」は4月18日より東京・新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺、京都・京都シネマほか全国で順次公開される。なお本作の先行上映会が4月12日に新宿シネマカリテで行われることも明らかに。参加者全員にイベント限定の非売品キーホルダーが贈られるほか、上映後には“映画と服”の店・TRAVISとのコラボTシャツなどが当たる抽選会が行われる。
「KIDDO キドー」先行上映会
2025年4月12日(土)12:30~ 東京都 新宿シネマカリテ
宇垣美里(フリーアナウンサー / 俳優)コメント
娘にクライド役を求める母親なんて碌なもんじゃない。
その母子関係が歪なのは事実だけど、それでもそこに特大の愛があったのも本当で。
不器用で切なくてはちゃめちゃな2人の旅路、その日々のかけがえのなさを噛み締めた。
高橋芳朗(音楽ジャーナリスト)コメント
奔放な母親と彼女を一途に慕う娘との不器用な交流を、アメリカンニューシネマへの衒いのない憧憬を通して描く王道ロードムービー。社会の片隅で懸命に生きる人々を肯定する、その眼差しにショーン・ベイカー監督が共鳴を覚えたのも納得。
伊藤亜和(文筆家)コメント
母と娘。生まれたからには、私たちには必ず母がいる。どこまでも続く道、イジワルなあの子、甘ったるいケーキ。おんぼろの車の煙と花火の匂いが目に染みる。
ぜんぶぜんぶ、あなたからもらった身体で、世界を吸い込んで生きている。
児玉美月(映画批評家)コメント
映画史上、もっとも愛くるしいボニーとクライド!
かつて大切だった物をたくさん詰め込んでいたおもちゃ箱のような、
いつかの未来の自分に贈りたい輝きをとじこめた宝石箱のような、そんな映画だった。
サイトウユウスケ(イラストレーター / マンガ家)コメント
好きな映像の空気感だなと思ったら、写真家ウィリアム・エグルストンの作品が参考にされているとプレスシートにあった。なるほど。おんぼろの1972年のシボレーインパラの窓の向こうにいつかのアメリカを幻視した。
金井冬樹(イラストレーター)コメント
普通のママが欲しい娘と、普通ができない母親。大人と子供、愛と憎しみ、憧れと落胆の間を行き来する「普通じゃない」逃避行。自分たちなりのやり方で愛し合うことを決めた旅の結末に、笑いとため息がこぼれました。
MUCHI(イラストレーター)コメント
愛しているのに正反対の二人の、不器用でスリルいっぱいの旅にときめきました!
映画「KIDDO キドー」予告
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宇垣美里・児玉美月ら「キドー」にコメント、サイトウユウスケら3名からイラスト到着
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