原田マハが映画監督デビュー「私の心の目が追いかけてきた映像を皆様方と共有したい」

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作家・原田マハによる短編集「あなたは、誰かの大切な人」に収録された「無用の人」の映画化が決定し、原田自ら監督・脚本を担当することが明らかに。4月から撮影が行われ、2026年に劇場公開される予定であることがわかった。

原田マハ ©︎藤井 保

原田マハ ©︎藤井 保

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あなたは、誰かの大切な人(講談社文庫)

原田マハ「あなたは、誰かの大切な人(講談社文庫)」
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2006年の作家デビュー以来、幅広いアートの知識とキュレーターの経験を生かした作品をはじめ、さまざまな物語を生み出してきた原田。「キネマの神様」「風のマジム」など映像化された作品も多いが、原田自身が監督を務めるのは今回が初となる。

「無用の人」は美術館の監視員として働く主人公・聡美が、謎の“鍵”が届いたことをきっかけに、1カ月前に孤独死した父親との記憶をたどる物語。なんの取りえもなく、家族からも社会からも見捨てられていた父親の晩年の姿や、彼の“愛したもの”が明かされていく。原田は「いつか自作を自ら映像化してみたいと心ひそかに願っていました」「私の心の目が追いかけてきた映像を皆様方と共有したい。その思いを胸に、新たな挑戦を始めます」とコメント。キャストなど詳細は続報を待とう。

原田マハ コメント

「まるで映像を見ているようだった」読者の方々からよく言われます。
映像を追いかけるように文章をつづる、そうやっていくつもの物語を書いてきました。
そして、いつか自作を自ら映像化してみたいと心ひそかに願っていました。
作家になってまもなく20年、ついにその機会が訪れました。
私の心の目が追いかけてきた映像を皆様方と共有したい。その思いを胸に、新たな挑戦を始めます。
ご期待ください。

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原田マハが映画監督デビュー「私の心の目が追いかけてきた映像を皆様方と共有したい」 https://t.co/04DEkIdxBA

短編集『あなたは、誰かの大切な人』(講談社文庫)に収録された「無用の人」の映画化が決定

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