ぐんぴぃ「怪獣ヤロウ！」撮影初日にパンツ一丁、ドッキリだと思った

映画「怪獣ヤロウ！」の公開記念舞台挨拶が本日2月1日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で行われ、キャストのぐんぴぃ（春とヒコーキ）、菅井友香、手塚とおる、三戸なつめ、監督の八木順一朗が登壇した。

本作は“刃物の町”として知られる岐阜・関市のご当地怪獣映画。“バキバキ童貞（バキ童）”ことぐんぴぃ演じるポンコツ地方公務員の主人公・山田一郎が、ある日、市長から命じられたご当地映画の製作に奔走するさまが描かれる。菅井が山田とともに映画製作に取り組む秘書課の吉田麻衣、手塚が山田の先輩・武藤長介、三戸が山田の同僚・古川に扮した。

1月24日に岐阜県内の劇場で先行公開がスタートし、1月31日に全国で公開を迎えた本作。ぐんぴぃは「バキ童の映画がここ日比谷で上映されるとは。うれしいですね」と喜びをあらわにする。春とヒコーキのマネージャーとしても知られる八木は「あの役はぐんぴぃじゃなきゃできない、ぐんぴぃじゃなきゃ誕生しなかった映画。本当にありがとう」と感謝を伝えた。

菅井は岐阜・関市でのロケを「ごはんがすごく美味しくて。実際のうなぎ屋さんやうどん屋さんの方々にも出演していただいた。ぐんぴぃさんが現場のお弁当を2つ、3つとどさくさに紛れて食べてました（笑）。手塚さんがぐんぴぃさんに『食べな？』と言っていたのも、素敵な関係だなと見ていました」と振り返る。

手塚は「監督がマネージャー!? それで映画撮るの？と最初は思いました。ですが脚本を読んだり、プランを聞いたりしているうちにとんでもない映画になりそうだなと。この挑戦自体が、八木さんからするとサラリーマンから映画監督になる成長になったんだと思います」と語る。三戸は、手塚演じる武藤が雷に怯えるシーンがお気に入りのようで「菅井さんとモニター見ながらめっちゃ笑ってました！」と明かした。

映画のオファーを“ドッキリ”だと思っていたぐんぴぃは、撮影がスタートしたときのことを回想し「岐阜まで来たし、ドッキリじゃないかもと思っていたのですが『ではパンツ一丁になってください！』と言われて（笑）。あのときは本当にドッキリだと思いましたね」と笑いを誘う。また、ミニチュア模型を並べて撮影した特撮シーンについて「爆発を操る熟練のおじいちゃんスタッフがいて、僕と菅井さんが『すごいですね！』と言ったら、その方がテンション上がっちゃって火薬をこんもり増やして……。その場所であってはいけないような爆発が起こりました（笑）。それが映画にも映っています」と述懐した。

イベントでは、山田にご当地映画の製作を命じる市長を演じた清水ミチコのメッセージ映像がスクリーンに映し出された。清水は、市長室に写真が並ぶ歴代の市長にも扮しており「それを撮っているときに監督がクスクス笑ってました。自分でも笑ってしまいましたね」と撮影時の印象的なエピソードを明かす。八木は「市長は物語のいわば敵役ではありますが、清水さんが楽しんで演じてくださったのでより映画が魅力的になった。ありがたい限りです」と語った。

最後にぐんぴぃは「これは夢を追う映画です。夢を追うときに『大丈夫かな？』と思うことがあると思います。そんな気持ちをぶっ壊してくれる映画です！」とメッセージを送り、イベントは幕を下ろした。

「怪獣ヤロウ！」は全国で上映中。

「怪獣ヤロウ！」スペシャル予告解禁