「ぶぶ漬けどうどす」の主人公は東京から京都の老舗扇子店に嫁いできたフリーライター・澁澤まどか(しぶさわまどか)。彼女は数百年の歴史を誇る老舗の暮らしぶりをコミックエッセイにしようと、義実家や町のおかみたちの取材を始める。しかし「本音と建前」の文化を知らずおかみたちを怒らせてしまうことに。まどかは猛省し、京都の正しき伝道師になるべく努力するも、事態は町中を巻き込んで思わぬ方向に向かっていく。
深川が京都を愛するあまり暴走するまどかを演じ、彼女の義母である老舗扇子店のおかみ・澁澤環(しぶさわたまき)に
なお「ぶぶ漬け」とはお茶漬けのことで、「ぶぶ漬けどうどす」とは京都の人が早く帰ってほしい客に対して本心を隠して、遠回しに言う言葉。劇中では「本音と建前」を使い分ける京都人と、東京から来た“ヨソさん”であるまどかの攻防が面白おかしくつづられる。
深川は「強烈な個性を持つ登場人物の皆さんと、初めてご一緒できた冨永監督の、何が飛び出すか分からない玉手箱のような演出に心が踊る撮影の日々でした」と振り返り、「結末はハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、見る方によって感想が分かれると思いますが、奇想天外でじわじわとクセになるお話です」と紹介。室井は「インバウンドで大盛り上がりの街なかで、ロケ中にも、京都のリアルな違和感を覚えました。冨永監督のそれらを見逃さない視線がとても面白かったです」と伝えた。深川、室井、冨永、アサダのコメント全文は下記の通り。
「ぶぶ漬けどうどす」は東京・テアトル新宿ほかで公開。
映画「ぶぶ漬けどうどす」特報映像
深川麻衣 コメント
今回京都を舞台に、「本音」と「建前」に翻弄される女性、まどかを演じました。
強烈な個性を持つ登場人物の皆さんと、初めてご一緒できた冨永監督の、何が飛び出すか分からない玉手箱のような演出に心が踊る撮影の日々でした。
結末はハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、見る方によって感想が分かれると思いますが、奇想天外でじわじわとクセになるお話です。
何より京都の方にも楽しんでいただけたら嬉しいです。
室井滋 コメント
京都の中の本物と偽物が区別がつき辛い時代に突入!
インバウンドで大盛り上がりの街なかで、ロケ中にも、京都のリアルな違和感を覚えました。
冨永監督のそれらを見逃さない視線がとても面白かったです。
──因みに、本当に偶然なのですが、劇中に登場する老舗扇子店は20年来大ファンのお店で、お中元の品々を買い続けております。
京都の御縁に呼ばれたみたいで、それも含めて驚きの連続でした。
冨永昌敬 コメント
「ぶぶ漬けどうどす」の公開のお知らせを嬉しく思います。
おととし紅葉まっさかりの京都で撮影した本作は、商家の嫁と姑を演じた深川麻衣さんと室井滋さんを中心とした愉快なホームドラマでありつつ、ひとくちに説明しにくいテーマを持った映画でもあります。
6月の公開に向けて、この映画の狙いを少しずつ紹介していきたいと思っています。
よろしくお願いします。
アサダアツシ コメント
企画立案から公開まで7年かかりましたがようやく皆さまにご覧いただけることになりとても嬉しいです。
これは京都を愛してしまった澁澤まどかという女性の<ラブストーリー>です。
まどかは京都に認められたいと献身的に尽くしますが、相手は一筋縄ではいきません。
まどかは京都に振り回されて打ちのめされますが、それでもめげずに京都への愛を強めていきます。
まどかの思いは果たして京都に届くのか? 奇想天外なストーリーと予測不可能な結末が待っています。
ぜひ劇場で見届けて下さい。
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深川麻衣が京都を愛するあまり暴走、冨永昌敬の監督作「ぶぶ漬けどうどす」6月公開(特報あり / コメントあり) https://t.co/4blsvsIEMA