もし魔法が使えたら？八木勇征は“無限ポキポキ”がしたい、櫻井海音は鳥になる

映画「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」の完成披露上映会が本日1月21日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、キャストの八木勇征（FANTASTICS）、井上祐貴、櫻井海音、椿泰我（IMP.）、監督の木村真人が登壇した。

鈴木おさむ原作の同名朗読劇を映画化した本作では、とある田舎の小さな村を舞台に、18歳から20歳までの2年の間に一度だけ魔法が使えると知った4人の若者たちの青春が描かれる。八木がピアノの才能がありながらも進路に葛藤する主人公・アキトを演じ、生まれつき体が弱いハルヒに井上、サッカー選手になる夢を父親の病気のためにあきらめたナツキに櫻井、自身の父親が抱えていた意外な秘密にショックを受けるユキオに椿が扮した。

2024年の春に撮影を終え、この日完成披露を迎えた「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」。木村は「早く観てほしいとずっと思っていた編集期間だった。今こうしてたくさんの方々に集まっていただけて、すごくわくわくしています。ぜひ感想を届けていただけたら」と喜びをあらわに。八木は「この映画の世界観は美しく、たくさん笑える部分もあると思います。皆さんが涙を流すような気持ちになっていただけたらうれしいです」とアピールする。

MCから自身の役柄や演じるうえで意識したポイントを尋ねられた八木は、「アキトは折れない芯を持ったまっすぐで明るいキャラクター。その芯がブレてしまうと作品のクオリティがナヨナヨしてしまうので、強い思いを持ちながら撮影に臨みました。本読みも本番かのような感覚でやっていましたね」と振り返る。櫻井は「ナツキはピュアで思ったことをすぐ口にする。この4人の中で一番18歳らしい人物です。（演じていて）うらやましくなるほどまっすぐな魅力がある。僕も週5くらいサッカーをしているので、役でサッカーができてうれしかったですね」と述懐した。

現場では同世代ならではの盛り上がりがあったようで、八木は「昔聴いていた曲とか観ていた番組が一緒で、懐かしい話をたくさんしました。小道具の駄菓子で盛り上がったり（笑）」と明かす。井上は「あるシーンの撮影で自転車が壊れちゃったよね」、櫻井は「みんなで泊まっていたホテルにサウナがあって、そこで八木くんと会いました」、椿は「山での撮影でめちゃくちゃ蜂がいた。そのときの僕ら、びびってましたね……」とそれぞれ思い出のエピソードを話した。

イベントでは、本作のタイトルにちなみ「もし魔法が使えるとしたら？」とのお題が。椿は恒例の挨拶「2つの筋肉がバッキバキ！ ツーバッキバキ！」が誕生した当時に戻りたいそうで、「クールキャラでありたい。あの日から僕への歓声の色が変わったんです（笑）。今では“ツーバッキバキ”に誇りを持っていますが」と吐露する。櫻井は「鳥になりたい」と発表し、「焼き鳥が好きだからこそリスペクトの意味を込めて鳥側の気持ちになりたい」と笑顔を浮かべる。「魔法で視力を上げてあそこに書いてある文字を見たい」と、ファンの手作りパネルを指差す一幕もあった。

井上は「3時間の睡眠を8時間寝たのと同じくらいにしてほしい。そしたら1日がめちゃくちゃ長くなる」と願望を明かす。八木は「ちょっとした空き時間に指をポキポキ鳴らしちゃうんです。10本ある指を全部やったら何時間か経たないと鳴らなくなる。（ポキポキの）感覚や音が好きだし、人が鳴らしているのも好き。だから“無限ポキポキ”がしたいです！」と茶目っ気たっぷりに話した。

「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」は、2月21日より全国でロードショー。

映画「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」予告編