原作は2016年から2021年までヤングアニマル(白泉社)にて連載され、2017年度の日本漫画家協会賞の優秀賞を受賞。太平洋戦争末期のペリリュー島を舞台に、マンガ家志望の兵士・田丸の視点から、日米合わせて5万人の兵士が殺し合う狂気の戦場を生きる若者の日常を描いた。親しみやすい三頭身のキャラクターでありながら、激しい戦闘や凄惨な場面を描く内容が話題を呼んだ。現在は「ペリリュー ―外伝ー」が不定期で連載されている。
アニメーション制作は「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」で知られ、2023年には「映画 窓ぎわのトットちゃん」を発表したシンエイ動画が担当。「ドッグシグナル」を手がけた制作会社・冨岳と組んで制作する。「妖怪ウォッチ」「魔都精兵のスレイブ」に参加してきた久慈悟郎が、長編アニメーションを初監督。「魔都精兵のスレイブ」「火狩りの王」を監督した西村ジュンジ(
原作が完結した2021年の時点でアニメ化が発表されていた「ペリリュー」。今回の発表に際し、武田は「脚本の完成までに、本当に長い長い時間をかけました」「様々なことに思いを巡らせた映画版『ペリリュー』の脚本は、原作ファンの皆様にも自信を持ってお届けできるものになりました。今はスクリーンいっぱいに生き生きと動く田丸や吉敷ら、愛すべき登場人物たちに早く会いたい気持ちでいっぱいです」とコメントしている。全文は以下の通り。
武田一義 コメント
映画の制作には、私自身も監修とベテランアニメーション演出家の西村ジュンジ氏との共同脚本という形で関わらせて頂いています。
脚本の完成までに、本当に長い長い時間をかけました。
「ペリリュー」原作漫画は外伝を除く本編だけでも11巻、これをどのように映画に落とし込むか。
原作のすべてを入れようとして味気ないダイジェストのようになってしまうのは、原作者としても望まないことです。
原作の前半だけを丁寧に作りあげる案もありましたが、やはり物語的に少し物足りない。
そして何より原作だけでなく、この作品にはベースとなる史実──80年前の戦争があります。そこで生きた人々がいます。
様々なことに思いを巡らせた映画版「ペリリュー」の脚本は、原作ファンの皆様にも自信を持ってお届けできるものになりました。
今はスクリーンいっぱいに生き生きと動く田丸や吉敷ら、愛すべき登場人物たちに早く会いたい気持ちでいっぱいです。
今年の年末12月5日公開のアニメ映画「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」
皆様、更なる続報をご期待下さい。
映画「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」超特報
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武田一義による戦争マンガ「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」アニメ映画化、12月公開
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