映画「
織田裕二演じる湾岸署の刑事・青島俊作を中心に、警察内部の縦割り社会や上下関係、人間模様を描いた「踊る大捜査線」シリーズ。「あんたは上にいろ。俺には俺の仕事がある。あんたにはあんたの仕事がある」という青島との約束から約27年が経ち、警察を辞めた室井慎次は事件の被害者家族・加害者家族を支援したいという思いから、ある少年たちと故郷・秋田で穏やかに暮らしていた。しかし、その思いとは裏腹に事件が彼を追いかける。
秋田は柳葉の故郷で、本作の舞台にもなっている場所。踊るプロジェクトで秋田イベントが開催されたのは「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」以来、約12年ぶりとなる。全国の劇場の中で観客動員数第1位がTOHOシネマズ 秋田、第2位がイオンシネマ大曲であることが伝えられると、柳葉は「どでんしたっす!(びっくりしました)」と秋田弁で驚き、「本当にありがとうございます。秋田で撮影をしているときは懐かしい思いと、育ててもらった故郷へ少しでも恩返しができたらと思っていました。そんな中、こんなうれしい出来事を聞けて、秋田県人でいがったっす(よかったです)」と感謝を伝えた。
福本は、秋田撮影の思い出について尋ねられると「猛吹雪の朝に撮影でラーメンを食べて、すごくおいしかったです。体にしみました」と語る。柳葉は「あそこの店は角館高校の後輩がやっているんだよ」と地元トークを繰り広げ、会場を沸かせた。齋藤は「秋田に着いた瞬間の外の空気がおいしすぎて、ここに住みたいなと思いました。田沢湖の水がきれいで、美しい自然に囲まれながら撮影できたのは幸せでした」と続ける。
柳葉と同じく秋田出身の生駒は「室井さんと同じ由利本荘市出身の生駒です。まさか自分が小さい頃から来ていたこの映画館で、舞台挨拶に出る側として、そしてギバちゃんの映画に出るなんて!」と挨拶し、「室井さんと対面する緊張と柳葉さんとお芝居をする緊張と……いろんな緊張がありましたが、自分史上最大の準備をして挑みました」と撮影を振り返る。柳葉は「俳優として自分が生まれて、育ててもらった場所で、自分の作品が撮れるのは俳優でもなかなかいないと思うんですよね。それを叶えてくれた製作スタッフ、監督、皆さんに感謝です」と述懐した。
齋藤演じるタカの高校は、実際に柳葉が通っていた母校だという。柳葉は「感極まるものがありますね。僕は出番がなかったんですけど、タカがお世話になっているので、プリンの差し入れを持って行きました。おいしかったべ?」とほほえむ。齋藤は「おいしかったです! 2ついただきました! 僕も柳葉さんの母校で撮影できることがうれしくて、柳葉さんにがんばろうと声を掛けていただいて。すごく温かかったです」と和気あいあいとした様子を見せた。
最後に柳葉は「この話をいただいたときは断るつもりでいましたが、こうして作品を皆さんに観ていただいて、感謝しかないです。室井慎次は敗れざる者であり、生き続ける者です。柳葉敏郎は、幸せ者です」と涙を浮かべながら、深々とお辞儀をした。
「室井慎次 敗れざる者」は全国で公開中。「
映画「室井慎次 敗れざる者」「室井慎次 生き続ける者」予告2
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