脚本家の
ドラマ「愛していると言ってくれ」「ロングバケーション」、連続テレビ小説「半分、青い。」などで知られる北川。30年にわたって脚本家として第一線を走りながら、1999年からは国の指定する難病、そして難治症と闘い続けている。
「北川ラジオ」は、病気のことやこれまでの仕事のこと、今感じていることを北川自らが語るチャンネル。体調が悪いときは病室で話す「入院ラジオ」、回復した際は自宅などから言葉を届ける「退院ラジオ」を配信する。北川は同チャンネルで伝えたいこととして「心のバリアフリー」「どんな人生でも生きていきようはある!」「書くことで生きてきた。(人気ドラマの話、そして、書くこととは)」を掲げ、この新たな取り組みについて「恐ろしいような、わくわくするような。それはまるでドラマの書き始めのようでもあり…。ドラマのように、どこかの誰かに届けばいいな、と思います」とコメントしている。
「北川ラジオ」は不定期で配信。なお、北川が脚本を手がけたテレビ東京開局60周年特別企画ドラマスペシャル「生きとし生けるもの」はNetflixで配信中だ。
北川悦吏子 コメント
病気を押して、ずっとがんばって書いてきました。
入退院を繰り返しながら。
書けない時もありました。
病院の小さな窓から外を眺める日々。
でも、絶望的か、というとそうでもない、と思っています。
幸せは、予期せぬところに転がっているし、
先の希望を持つのは、その人の自由だし、生きていく権利です。
少しでも前に進みたい、と思いました。
書くかわりに、何か言葉を発したい、と思いました。
そして、ある日、ふと、スマホのボイスメモに、ひとりしゃべりを始めました。
あ、ラジオみたいなものが出来ないかな?
それが、このYouTubeをやってみようと思った始まりです。
YouTubeだけれど、病院の中なので、私はおしゃべりだけ。
声だけ。(とても、パジャマ姿はお見せできない!)
ラジオみたいな感じなものにしようと思います。
いろんなYouTubeがあるけれど、
病院の中で語られたものはないんじゃないか、と思います。
ベッドの上で喋ってます。病院は、生と死の間にある、不思議な場所。
時が止まったような異空間。さて、そこでいったい何を喋り始めるのか?
恐ろしいような、わくわくするような。
それはまるでドラマの書き始めのようでもあり…。
ドラマのように、どこかの誰かに届けばいいな、と思います。
映画ナタリー @eiga_natalie
北川悦吏子がドラマや自身の病気を語る「北川ラジオ」開設、「誰かに届けばいいな」(コメントあり)
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