いつか当店でディナーを、スペイン映画「美食家ダリのレストラン」8月に公開

1974年、フランコ政権末期のスペインを舞台とする映画「美食家ダリのレストラン」が8月16日より公開される。

本作の舞台はフランコ政権末期のスペイン。バルセロナを追われた料理人フェルナンドとアルベルトの兄弟は、友人のつてで画家サルバドール・ダリが住む海辺の街カダケスにたどり着く。兄弟を迎えたのは海洋生物学者のロラと、その父ダリを崇拝する、レストラン「シュルレアル」のオーナーであるジュールズだった。「いつかダリに当店でディナーを」をスローガンに、ありとあらゆる無謀な試みを繰り返しながら情熱をうたい続けるジュールズ。やがてその熱はフェルナンドの料理に唯一無二のインスピレーションを与えていく。

ジョゼ・ガルシア、イバン・マサゲ、ポル・ロペス、クララ・ポンソがキャストに名を連ね、ダリや三ツ星レストラン「エル・ブジ」のドキュメンタリー映画を制作した経験があるダビッド・プジョルが監督を務めた。「シュルレアル」には“溶けた時計”や“ロブスター電話”などダリのアートを模したオブジェが設置され、エル・ブジで実際に提供されていたメニューも登場するという。

ファインフィルムズが配給する「美食家ダリのレストラン」は東京・新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほかで公開される。